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内容説明
一瞬にして肉親を失った遺児たちの悲痛な心の叫びを綴った作文集と犠牲家族204世帯が瓦礫の中の体験を語った貴重な証言集。
目次
第1章 死んでお写真になったんよ
第2章 死ぬしかないんかな?
第3章 お父さんと弟が命をくれたん
第4章 一緒に逝きたい
第5章 日々深まる心の傷―インタビュー調査分析報告
第6章 あしながファミリー神戸日記
第7章 ボランティア奮闘記
第8章 レインボーハウスの設立をめざして―あしなが育英会の実績と展望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
9
◆1996年1月廣済堂出版刊。あしなが育英会編、副田義也(筑波大名誉教授、社会学)監修。◆震災以降、あしなが育英会により震災遺児家庭の実態調査と様々な支援活動が行なわれた。本書はそれらの調査や活動を踏まえて、震災で肉親を亡くした人(遺児を引き取った親戚も含む)の証言と、親を亡くした子どもの作文を多数収録(1~4章)。ほかに、副田による調査結果の分析(5章)、発災直後の同会の動き(6章)、遺児学生を中心としたボランティアの感想文(7章)、同会会長代行・玉井義臣による同会の実績と展望(8章)などを収める。2024/03/16
ユーさん
2
阪神大震災20年。前回は、報道機関の立場で書かれた「神戸新聞の100日」を読み、今回は、被災された方々の中での震災遺児を中心に書かれた本。当然の事ながら、震災で発生した同様の事柄でも、「報道機関」「震災遺児」それぞれの立場では受け止め方が全く違う。2015/02/15