内容説明
「差別する自由」をいつまで許すのか。これは「表現の自由」の問題ではない。JCJ賞受賞「時代の正体」取材班が伝えた憎悪扇動とたたかう街。
目次
桜本の底力
いつまで「差別する自由」を許すのか
桜本閉鎖
チマ・チョゴリ
桜本と国会
警察は誰を守るのか
狭まる包囲網
デモ中止
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラダボウル
3
佐藤優が「地方紙を読め」と何かの本で言ってたので、確かに。と思い、いつもの三浦の海で、神奈川新聞を手にとる。一面トップが 漁獲量で、あと潮見表が載っていてなるほどと思ってると、中ほどに、すごい熱量の記事があり驚き。事実を丁寧に取材して、伝えなければいけないことを社会に伝える。新聞の本来の意味をたたきつけられたような衝撃だった。ヘイトデモ。差別の歴史。心に留めておくべき事。2017/09/25
どうととり
2
ヘイトデモをする人にまっすぐ対抗し、対話を試みる姿に、強さを感じた。差別を、見ないふりをしない人間にならなければと思った。2021/07/24
のら
2
「差別の問題に中立や放置はあり得ません。差別は、差別を止めるか否かです。」私を含むマジョリティ側にいる人間への呼びかけだと理解しました。ネットでも現実でも、ヘイト反対と表現し続けます。2018/07/07
kog
2
「法をちょっとだけ守らず、道路に寝そべる。そうすることで世界が変わっていくということがある。いつの時代のどんな世界だって、そうして変わってきた。」2018/06/09
*
2
新聞連載を再構成したもの。それゆえに同じ発言が繰り返されるが、だからこそヘイトデモの恐ろしさが心に刻み込まれる。それでも、ヘイトスピーチを憎んで人を憎まず。もっと異文化について知らなければならないと思った。2017/02/18