感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bartleby
18
ミシェル・レリスはほんとうによく分からない人だ。シュルレアリストとしての顔、民族学者としての顔、小説家としての顔、美術評論家としての顔、いろんな顔をもつがそのどれにもおさまりきらないアメーバみたいな人。だからずっと気になっている。本書は彼が精神分析を受けはじめたのをきっかけに試した、方法的告白小説。ここからのちの『ゲームの規則』へと展開していく。本書もよく分からない。彼の自我の渦に巻き込まれたようで不安になる。稀有の体験であることはたしか。2023/10/20
Sebastianus
1
くそつまらん2012/08/12
Secondguess
0
冒頭でレリスが書いているように、人間は34過ぎてから、やっとこさなにかがしら始められる、とおぼろげながらに思い始めたところだ。レリスには「アフリカ」がこの後に控えているということからすれば、小生にとっても人生はまだまだ長い。成熟の年齢、を迎えることなんてあるのだろうかと思う。2013/08/29
zom
0
告白狂2012/12/04