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現代英米小説で英語を学ぼう―Read and Translate

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784327451714
  • NDC分類 837.5
  • Cコード C1082

出版社内容情報

英米小説が読める(Read)。翻訳がわかる(Translate)。
Read! 読みやすくて面白い現代英米小説(ポール・オースター、ティム・オブライエン、J・D・サリンジャー、レイモンド・カーヴァー、ジョン・アーヴィング、カズオ・イシグロ、ドン・デリーロ、イアン・マキューアンなど)をとにかく最後まで読んでみよう。
Translate! すぐれた翻訳(村上春樹、柴田元幸の翻訳など)に学びながら、翻訳力を身につけよう。

【目次】

序 3
第1章 『幽霊たち』 11
 調査開始                       12
 彼を見張れ 15
 困難な状況に 18
 アイデンティティが揺らぎ始める 24
 彼は自分の分身? 28
 これ以上ふざけた真似をするな             34
 はめられた? 39
 相手は自分のことを知っている? 44
 直接話してみよう 48
 自分が書いた報告書? 54
 彼の中に入ることは自分の中に入ること 59
 すべてが終わって…… 63

第2章 『本当の戦争の話をしよう』 69
 戦場からのメッセージ 70
 本当の戦争の話は全然教訓的ではない 72
 ハードで正確な真実 76
 悪のまっただなかにあって善者ならんと欲する 80
 死とすれすれになったときほど激しく生きていることはない 84
 本当の戦争の話というのは戦争についての話ではない 87
 レイニー河で 90
 宙ぶらりんの男 93
 友が戦場で死んだら 96
 物語ることは自然な、そして避けることのできないプロセス 100
 ストーリーの真実性は実際に起こったことの真実性より、もっと真実である場合がある 104
 書き続けることが何よりも大事 108

第3章 読んでみよう、現代英語文学 113
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 115
『スローターハウス5』 119
『愛について語るときに我々の語ること』 125
『ホテル・ニューハンプシャー』 132
『侍女の物語』 138
『日の名残り』 143
『ムーン・パレス』 149
『アムステルダム』 154
『停電の夜に』 159
『コズモポリス』


【著者紹介】
上岡伸雄(かみおか・のぶお)
1958年生まれ。東京大学大学院英文科修士課程修了。明治大学文学部教授。20世紀アメリカ小説専攻。著書に『ヴァーチャル・フィクション――マルチメディア時代のアメリカ文学』(国書刊行会、1998年)、訳書にドン・デリーロ『アンダーワールド』『ボディ・アーティスト』(新潮社)、E・アニー・プルー『シッピング・ニュース』(集英社)、イシュメール・リード『マンボ・ジャンボ』(国書刊行会)、トム・ロビンズ『カウガール・ブルース』(集英社)、デヴィッド・ポラッシュ『サイバネティック・フィクション』(ペヨトル工房)など多数。

【著者からのコメント】
英米の小説を教えたり、翻訳したりしながら、僕が常に思っているのは、小説の面白さを少しでも広く伝えたい、ということです。しかし、学生たちの中には「授業だからしかたなく読む」という態度の人も多く、どうも楽しんでくれていないようです。そして「お勉強」の感覚で、すぐに答えを出したがります。 つまり、「作者の言いたいこと」というのをひと言で言いたがります。 また、受験の英文読解のパターンに囚われ、無理に後ろから訳そうとしたり、微妙なニュアンスを見失ったりしています。それがとても残念なことだと感じるようになりました。まず一語一句を大事にして、 味わってほしい。そして小説の面白さをそのまま感じてほしい。それができたら、それをぴったりの日本語にすることを考えてみてほしい。それがまた、小説の一語一句を味わうことに通じるのだから。 そういうことを考えるようになったのです。  本書はこうした考えから生まれてきたものです。まず英語の短めの小説を最後まで読み、それを味わってもらおう。その上で、読解や翻訳の練習をしてもらおう。そして、現代の翻訳者として僕が最も尊敬する柴田元幸さんや村上春樹さんの訳文もじっくり味わってもらおう。 そういうコンセプトで書いてみました。英語が得意という方なら、大学受験レベルで充分に対応できるでしょう。あるいは高校卒業後に、 改めて読解力や翻訳力を磨きたいという人にもぜひ読んでほしいと思います。そして何より、これによって英米小説の面白さを味わえるようになってほしいというのが僕の願いです。

内容説明

読みやすくて面白い現代英米小説(ポール・オースター、ティム・オブライエン、J・D・サリンジャー、レイモンド・カーヴァー、ジョン・アーヴィング、カズオ・イシグロ、ドン・デリーロ、イアン・マキューアンなど)をとにかく最後まで読んでみよう。すぐれた翻訳(村上春樹、柴田元幸の翻訳など)に学びながら、翻訳力を身につけよう。

目次

1 『幽霊たち』(調査開始;彼を見張れ;困難な状況に… ほか)
2 『本当の戦争の話をしよう』(戦場からのメッセージ;本当の戦争の話は全然教訓的ではない;ハードで正確な真実 ほか)
3 読んでみよう、現代英語文学(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』;『スローターハウス5』;『愛について語るときに我々の語ること』 ほか)

著者等紹介

上岡伸雄[カミオカノブオ]
1958年生まれ。東京大学大学院英文科修士課程修了。明治大学文学部教授。20世紀アメリカ小説専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。