グリーンバーグ批評選集

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グリーンバーグ批評選集

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  • サイズ B6判/ページ数 232,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326851850
  • NDC分類 704
  • Cコード C3070

出版社内容情報

20世紀最高の美術批評家の一人、グリーンバーグの主論文、エッセイを収めた待望の書!50年代後半以後の美術は彼の批評を巡って展開する。

出世作「アヴァンギャルドとキッチュ」など文化理論から出発し、その後美術に絞ってポロックらと共に抽象表現主義をつくり上げた。具体的な個展/作品の批評を通して自己の立場を形成し、的確な判断から優れた作家を発見する。また、マネ以降の美術のモダニズムを歴史的な洞察を背景に理論化した。

関連書:神林恒道編 『現代芸術のトポロジー』、ガダマー他 『芸術の終焉・芸術の未来』(勁草書房刊)

第1部 文化
1 アヴァンギャルドとキッチュ
2 さらに新たなるラオコオンに向かって
3 モダニズムの起源

第2部 美術
1 モダニズムの絵画
2 イーゼル画の危機
3 コラージュ
4 新しい彫刻
5 「アメリカ型」絵画
6 抽象表現主義以後
7 ポスト・絵画的抽象
8 「フォーマリズム」の必要性

第3部 芸術家
1 フィラデルフィアにおけるマネ展
2 セザンヌ
3 75歳のピカソ
4 マティスの影響

編訳者あとがき
参考文献一覧
初出/訳出一覧
著訳者紹介

内容説明

マネによる自己批評性/ミディアムの刷新にはじまる、二次元性/色彩/空間の追求などを歴史的に位置づけ、マティス、ピカソ、そしてポロック等へ至る軌跡を示す。

目次

第1部 文化(アヴァンギャルドとキッチュ;さらに新たなるラオコオンに向かって;モダニズムの起源)
第2部 美術(モダニズムの絵画;イーゼル画の危機;コラージュ ほか)
第3部 芸術家(フィラデルフィアにおけるマネ展;セザンヌ;七十五歳のピカソ;マティスの影響)

著者等紹介

グリーンバーグ,クレメント[グリーンバーグ,クレメント][Greenberg,Clement]
1909年、リトアニア系ポーランド・ユダヤ人の子としてニューヨークに生まれる。1924年、アート・ステューデンツ・リーグに学ぶ。1930年、シラキュース大学を卒業。1939年より『パーティザン・リヴュー』を始めとする雑誌によって社会、文学、美術に関する批評を執筆。1942年、『ザ・ネイション』誌の美術欄を担当、以後美術批評に集中する。ポロックたちとともに歩み抽象表現主義、カラー・フィールド・ペインティングの形成に与りアメリカ現代美術の基盤を築いた。カフカ、ツェランなどの翻訳があり、1994年、ニューヨークで没

藤枝晃雄[フジエダテルオ]
京都大学大学院修士課程修了、武蔵野美術大学造形学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koke

10
ざっと再読。キッチュは直截に大衆の共感を呼ぶが、アヴァンギャルドは余暇と学習を必要とする。キッチュ批判は要するに消費社会批判・全体主義批判だった。現代アートという奇妙な文化の存在意義を考えるにあたっては、いまだにモダニズム批評までさかのぼる必要があるようだ。ハイコンテクストすぎる。2023/02/26

しゅん

8
アメリカにおけるモダニズムの論客としておそらく最も名高い(故に多くの批判も呼び寄せる)グリーンバーグの論集。モダニズムの本質は、ある規範を批判するために、その規範に独自の方法を用いること。規範の領域を狭めることで、領域内を強固にする。絵画であれば、キャンバスや絵の具といった物質、あるいは平面性という性質を用いて、絵画の限界を示す。抽象絵画は、本物っぽいイリュージョンを退け、絵画の性質自体を表現する。そうしたモダニズムの原点として、論理を用いて論理を批判したカントの名が挙げられる。2024/09/19

zirou1984

6
グリーンバーグが果たした役割とはつまり、印象派からセザンヌを経由し、ピカソからポロックの道筋を定義することでアートの中心をヨーロッパからアメリカへ移行させたことにある。彼が主な批評対象としたモダニズム絵画はもちろんなのだが、そもそもモダニズムという言葉は芸術に限らずそれをアメリカを無視して語る事は不可能に近い。これは逆説的には、アメリカ中心主義の色が薄れつつある現代において、モダニズムというものが過去のものになりつつあるという事でもある。代表論文「アヴァンギャルドとキッチュ」はプロパガンダ批判で政治的。2012/04/02

Lieu

5
モダニズム芸術について非常にシンプルなことを言っている。だが後世の人がグリーンバーグ以上に明確な定義をできないのを見ると、やはり偉大な人である。芸術の伝統を顧みないこと、都市の表層的な文化を反映させることがモダニズムなのではない。みずからのミディアム(媒体)の可能性に対して意識的・批評的であること、これがモダニズムだ。この意味でカントの理性批判がモダニズムの先駆であるというのも物凄くよくわかる。このモダニズムの明確な定義に比べると、いわゆるポストモダニズムはまだきちんと定義されていないと思う。2021/02/19

Yoshi

5
有名なアヴァンギャルドとキッチュ等モダニズム絵画の批評家として有名なC.グリーンバーグの批評選集。 モダニズム絵画の中で起こっていたことを詳細に浮きだたせていて知りたい人はmust readな批評群。 それまでされていたメディウムによるイリュージョンからの脱却を目指し構造、奥行を解体し、生への衝動をそのまま構図へ移す、メディウムの外にその意義を見出す等特徴をよくとられていて興味深かった。 ピカソとマティスの対比はよく言われるがキュビズム自体がモダニズムとの微妙な均衡で成立していたことが分かった。2020/07/22

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