変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識

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変わる家族 変わる食卓―真実に破壊されるマーケティング常識

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326652785
  • NDC分類 365.5
  • Cコード C3063

出版社内容情報

超定性調査手法〈食DRIVE〉は1998年の開始以降、5年間に111世帯、2331食卓、4000枚以上の写真データを集積し、この種の食卓実態調査として他に類を見ないものとなっている。
 これまでのマーケティングや、調査手法では決して把握することのできなかった、現代家族の食卓の真相を初めて明らかにするこの分析は、すでに食品メーカーを中心とした産業界で大きな注目を集めているものである。
. 本書は、想像を越えた家庭の食の激変ぶりから、現代における家族の変容を考察する、食を「映し鏡」とした家族研究の書となっている。

第一章 食を軽視する時代

1 OL感覚で切り詰める
2 余った時間、できる範囲の食事作り
3 勝手にさせる見てない食事
4 食べることより遊びたい

第二章 「私」指向の主婦たち

1 作るかどうかは私の気分
2 私の充実感とやりたい料理
3 「手作りする私」指向
4 「私流」アレンジへのこだわり
5 こんなことは無理、できない
6 お料理させられないで育ちました
7 食べ手の心を汲まない作り手発想
8 処理する感覚、ゼロリセットの喜び
9 言われなければ「良し」とする

第三章 子どもで揺れる食卓

1 出産を契機に料理から降りる
2 「食べさせる」より大事なこと
3 食べてくれないと困るから
4 子どもの要求は聞き入れる
5 子どもにバレなければ
6 子どもは一人前扱い
7 子どもを躾けない母
8 お手伝いと体験教育
9 「お弁当」に見る特別な価値観
10 子ども合わせの暮らし

第四章 個化する家族たち

1 個の尊重と葛藤回避
2 盛り上がりと家族の一体感
3 ハレの日はみんなゲスト
4 子ども化する親たち
5 コンビニで単身気分
6 いつまでも「してもらえる」子どもでいたい
7 ママ友ランチの喜び
8 尋ね合わない家族たち

第五章 外向きアンテナの家族と食

1 「あるべき姿」の喪失
2 本物より「~感」「~っぽさ」
3 無理しないマイモラル家族
4 指針なきルール指向
5 書いてあることは絶対
6 ソーシャルスタンダードに合わせたい
7 自己愛型情報収集とBSE問題

第六章 現代「食」志向の真相

1 作るより買い物に賭ける
2 いま時グルメの真相
3 記号化する食へ
4 気休め・アリバイ健康志向
5 ストレスに弱い家族

第七章 言ってることとやってることは別

1 言ってることとやってることは別
2 正解主義と「ま、いいか」
3 無駄なことはしない効率主義
4 最悪想定、次悪の選択
5 自分ペースの「単一プログラム指向」

付論 家庭科で習った通り

あとがき

内容説明

「マーケティングされる事実と見えない真実」。5年間にわたる「食DRIVE調査」から、111世帯、2331の食卓日記と4000枚以上の写真による家族の実態。

目次

序論 “食DRIVE”とは
第1章 食を軽視する時代
第2章 「私」指向の主婦たち
第3章 子どもで揺れる食卓
第4章 個化する家族たち
第5章 外向きアンテナの家族と食
第6章 現代「食」志向の真相
第7章 言ってることとやってることは別
付論 家庭科で習った通り

著者等紹介

岩村暢子[イワムラノブコ]
1953年北海道生まれ。法政大学卒業。現在、株式会社アサツーディ・ケイ200Xファミリーデザインルームルーム長。食卓、家族、主婦などをテーマとして調査研究をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

7
食事に対してどの程度の重要性を与えるか。それは各家庭が決めるべきであって、他人がとやかく言うものではない。そのようにして問題を直視することを避けてきた結果、食事に何も注意を払わない家族が少なからず存在するようになった。家族が揃って食卓につくことがなく、個人で勝手に購入して済ませることが日常化している。2013/11/29

Hiroki Nishizumi

4
冒頭に「そんな事例について語ると、年配の方々からは信じられんと絶句されることもしばしばで、」とあるが、全く同感だ。年配ではないがホンマかいなという心境だ。また、本書は報告を元に書かれているのだろうが、それに対する改善提案などが見られないのも寂しい。2018/04/10

kinoko-no

3
食卓から家族の在り方、個人の在り方の変化がよくわかる本。大変恐ろしい姿に思えるが、自分にも同様の面があるのだと反省もする。2009/12/30

貧家ピー

2
<食DRIVE>首都圏在住の1960年以降生まれた(子供をもつ)主婦を対象として、3ステップの食卓実態調査をまとめた。2003年発行。メニュー内容よりも、メニュー決定理由に、子供が食べてくれないと困る・子供の要求は聞き入れると、この時点でも子供中心になっているのに驚いた。これを食べないならご飯は無し、というのは随分昔の話なのだろうか。2017/06/12

天婦羅★三杯酢

2
普段の自分や家族の生活がどういうものであるか 当然抱いているイメージがある。 食事に関しては、特にある種のこだわりが喧伝されている こともあって、多くの人に一言あるようだ。 「ウチはちゃんと3度ご飯を食べている」 「栄養の偏りがないように献立を考えている」 「添加物を摂らないようにしている」 しかし、実際に1週間の食事の記録を写真に撮って 集めてみると、そんなイメージが覆ってしまうようだ。 そしてそのイメージと現実との矛盾を突きつけられると、 たいていの人はいいわけをする。 2011/05/23

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