社会ネットワーク分析の基礎―社会的関係資本論にむけて

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社会ネットワーク分析の基礎―社会的関係資本論にむけて

  • 金光 淳【著】
  • 価格 ¥5,170(本体¥4,700)
  • 勁草書房(2003/12発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 321p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601646
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C3036

出版社内容情報

人と人、社会と社会などあらゆるレベルのつながりをとらえる思想と技法。合理的選択理論と並ぶ、現代社会科学の強力なパラダイム。
 社会学をはじめ政治学や経営学、人類学など様々な分野でつながり・関係に着目した研究が発展を遂げている。合理的選択理論とともに、現代社会科学の土台を形成している社会ネットワーク分析の思想・歴史・モデルを体系化し、社会構造の研究からソーシャル・キャピタル研究への転回を跡づける。

関連書:安田 雪『実践ネットワーク分析』(新曜社)

第1部 社会ネットワーク分析への招待

第1章 社会ネットワークを導入する
1.1 ある社会ネットワークからの出発
1.2 社会をどうみるか──社会構造の4つの概念
1.3 社会構造はどうモデル化されるか
1.4 社会ネットワーク分析の研究態度

第2章 社会ネットワーク分析はどこからきたか
2.1 学問の発展サイクル──社会ネットワーク分析の科学社会学
2.2 プレ・パラダイム革命期──社会ネットワーク分析の前史
2.3 パラダイム革命期
2.4 ポスト・パラダイム革命期

第3章 社会ネットワーク分析にはどんな数学が必要か
3.1 社会ネットワークを表現する根本ツールとしてのグラフ
3.2 方向をもつグラフ──ダイグラフ
3.3 社会ネットワークの行列表現とその演算
3.4 特殊な諸グラフ

第2部 社会構造概念の彫琢

第4章 社会構造概念はどのように豊饒化されるか
4.1 社会構造概念のモデリング様式
4.2 古典的な社会構造の概念のモデリング──クリークの同定

第5章 ポジションとロール──地位・役割をどうモデル化するか
5.1 ポジションとロールの関係主義的な定義
5.2 ポジション=ロールのモデル化
5.3 ポジション=ロール関係の記述の仕方──ブロックモデリング
5.4 社会構造を簡約化する手順──ブロックモデリングの手順
5.5 関係の関係を分析するツール──関係代数
5.6 ローカルな個人の視点から役割関係を見る──関係ボックス

第6章 中心性──ネットワークにおける階層構造をどうモデル化するか
6.1 グラフ理論による中心概念のモデル
6.2 地位中心モデル──パワーと権威付け
6.3 新しいタイプの中心性モデル──情報・病理の伝播中心性モデル
6.4 集団の中心化傾向のモデル化

第7章 アフィリエーション・ネットワーク──個人と組織の関係をどうモデル化するか
7.1 アフィリエーション・ネットワーク
7.2 ガロア束──組織と個人の包摂関係を詳細に表す

第8章 統計的社会ネットワーク・モデル──妥協か進歩か
8.1 統計モデルと社会ネットワーク分析
8.2 トライアッド・センサスと推移性の測定
8.3 社会ネットワークのマルコフ連鎖過程モデル──社会関係の離散確率モデル
8.4 p1モデル族──結合関係の諸傾向をパラメーター化し、推定する
8.5 p*モデルの展開と統計的社会ネットワーク・モデリングの定着

第3部 ソーシャル・キャピタル研究:組織論への転回

第9章 ソーシャル・キャピタルの理論の可能性
9.1 社会ネットワーク分析は社会学にどのように受容されたか
9.2 社会ネットワーク研究のゆくえ──組織論への転回
9.3 ソーシャル・キャピタルとは何か
9.4 ソーシャル・キャピタル論の発展と論争点
9.5 ソーシャル・キャピタルの計量モデルと尺度
9.6 どうしてドナルドは支持の動員に成功したか?──社会関係資本論の観点から

第10章 社会ネットワーク分析をどう学ぶか──文献ガイド

10.1 社会空間を探索する社会ネットワーク分析への入門方法
10.2 総合的、技法的な社会ネットワーク分析の文献
10.3 7つのテーマ分類と文献ガイド

文献
あとがき
索引

内容説明

現代社会科学の「組織論的転回」。社会学をはじめ、政治学、人類学、経営学、コミュニケーション論などさまざまな分野に統一的視点をもたらしている、「関係」を読み解く技法の思想・歴史・モデルを体系化。

目次

第1部 社会ネットワーク分析への招待(社会ネットワークを導入する;社会ネットワーク分析はどこからきたか;社会ネットワーク分析にはどんな数学が必要か)
第2部 社会構造概念の彫琢(社会構造概念はどのように豊穣化されるか;ポジションとロール―地位・役割をどうモデル化するか;中心性―ネットワークにおける階層構造をどうモデル化するか ほか)
第3部 ソーシャル・キャピタル研究:組織論への転回(ソーシャル・キャピタルの理論の可能性;社会ネットワーク分析をどう学ぶか―文献ガイド)

著者等紹介

金光淳[カナミツジュン]
1960年岡山県に生まれる。1997年シカゴ大学大学院修士課程修了(M.A.)。1999年ピッツバーグ大学大学院博士課程修了。現在、財団法人政治経済研究所研究員(経済社会学、組織論、数理社会学、科学社会学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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金光淳先生による2003年の著作。タイトルは『社会ネットワーク分析の基礎』なのだが、内容はまったく基礎ではなく、文系人間が読むと約半分は数式や図表という読慣れなさはあるが、説明は懇切丁寧なのでついていける読者層にとってはありがたい一冊。個人的には叙述的でかつ今日的話題性のある第三部ソーシャル・キャピタル研究:組織論への転回、がかなり興味深かった。政治学の文脈におけるソーシャル・キャピタルしか熱かってこなかったので、視野が広がったと思える。2012/03/13

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