出版社内容情報
経済学は生きている。「分配」から「失業」まで、経済学者が悩み続ける問いを整理し、アマチュアにとって必要な経済学を考える。
国家や社会にとってではなく、わたしやあなたにとって必要なのが経済学だ。「分配」や「再生産」から「生存」や「企業」、そして「失業」や「開発」──こんなにもアクチュアルな問題とむきあい、人まかせでない自分なりの判断をもちたいと願う全てのアマチュアヘ。「教養としての経済学」の入門講義。
関連書: 『歴史学のアポリア──ヨーロッパ近代社会史再読』(山川出版社)
序章 なぜ、いま、経済学の歴史なのか
【経済学入門としての経済学史】
【経済学史にとりくむ準備をする】
第1章 分配
1・1 アリストテレス
1・2 分配をめぐる考察の系譜
第2章 再生産と価値
2・1 スミス
2・2 再生産をめぐる考察の系譜
2・3 価値をめぐる考察の系譜
第3章 生存
3・1 モラル・エコノミー論
3・2 生存をめぐる考察の系譜
第4章 政府
4・1 デュピュイ
4・2 政府をめぐる考察の系譜
第5章 効用
5・1 限界革命三人組
5・2 効用をめぐる考察の系譜
第6章 企業
6・1 ヴェブレン
6・2 企業をめぐる考察の系譜
第7章 失業
7・1 ケインズ
7・2 失業をめぐる考察の系譜
終章 ふたたび、なぜ、いま、経済学の歴史なのか
【経済学史のアクチュアリティ】
【読書案内】
あとがき
文献
人名索引/事項索引
著者メッセージ
内容説明
「分配」から「失業」まで。アクチュアルな問題とむきあい、自分なりの意見を持ちたいと願う、すべてのアマチュアのために。
目次
序章 なぜ、いま、経済学の歴史なのか
第1章 分配
第2章 再生産と価値
第3章 生存
第4章 政府
第5章 効用
第6章 企業
第7章 失業
終章 ふたたび、なぜ、いま、経済学の歴史なのか
著者等紹介
小田中直樹[オダナカナオキ]
1963年生まれ。1991年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、東北大学大学院経済学研究科助教授、博士(経済学、東京大学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
まさにい
竹花 樒 - Shikimi Takehana
静かな生活
inenoha