社会科学の実験アプローチ

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社会科学の実験アプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502929
  • NDC分類 307
  • Cコード C3033

出版社内容情報

「経済学や政治学では物理や化学のように実験をするのは無理」。こんなイメージを根底からくつがえす、最新の知的フロンティアを紹介する珠玉の論文集。

かつてのマルクス主義も近代化論も、そして構造機能主義もシステム理論も、大仰なグランドセオリーはすべて失敗した。社会科学に残った共通基盤は、方法論ではないのか?本書は、この方法論の最先端の知見である実験アプローチに基づく研究成果をまとめ、日本の読者に紹介しようという目的で編まれたものである。

[関連書] 今井晴雄・岡田章編著 『ゲーム理論の新展開』 (勁草書房刊)


序 章 実験アプローチの台頭は何を物語るか

  第Ⅰ部 経済学を超えて

第1章 経済学における実験手法について考える:
     「日本人はいじわるがお好き!?」プロジェクトを通じて
第2章 公共選択と感情
第3章 共有資源ゲームにおける提携形成:
     実験によるアプローチ

  第Ⅱ部 政治学への挑戦

第4章 中選挙区下での選挙競争を理解する:
     シミュレーションによるひとつの検討
第5章 信念体系,経済機会と不平等:
     コロンビアにおける実験

  第Ⅲ部 さらなるフロンティアへ

第6章 文化への制度アプローチ
第7章 実験における戦略的推論能力の影響
第8章 損失に人はどう反応するか:
     行動論および神経生物学的アプローチ

あとがき
執筆者・翻訳者紹介

内容説明

変容する知、進化するアプローチ。いま社会科学を進化させているのは、研究方法の標準化である。方法論のフロンティアを切り拓く実験・シミュレーションとは、いったいどんな研究なのか?本書は、実験アプローチに基づく新しい研究成果をまとめ、日本の読者に紹介しようという目的で編まれたものである。このなかには、実験ラボなどで実際に被験者を対象にして行う「実験」(experiment)の手法を用いた研究7篇と、コンピュータの高速計算機能を駆使して行ういわゆる「シミュレーション」(simulation)の手法を用いた研究1篇を収めている。

目次

実験アプローチの台頭は何を物語るか
第1部 経済学を超えて(経済学における実験手法について考える―「日本人はいじわるがお好き?!」プロジェクトを通じて;公共選択と感情;共有資源ゲームにおける提携形成:実験によるアプローチ)
第2部 政治学への挑戦(中選挙区下での選挙競争を理解する―シミュレーションによるひとつの検討;信念体系、経済機会と不平等―コロンビアにおける実験)
第3部 さらなるフロンティアへ(文化への制度アプローチ;実験における戦略的推論能力の影響;損失に人はどう反応するか―行動論および神経生物学的アプローチ)

著者等紹介

河野勝[コウノマサル]
スタンフォード大学大学院修了(Ph.D.)。青山学院大学政治経済学部助教授などを経て、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学)

西條辰義[サイジョウタツヨシ]
ミネソタ大学大学院修了(Ph.D.)。筑波大学社会工学系教授などを経て、大阪大学社会経済研究所教授、同大学サステイナビリティ・サイエンス研究機構教授(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。