著作権の法と経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 266p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502530
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C3033

出版社内容情報

著作権制度のあるべき姿について、「法と経済学」の観点から、新しい光を当ててみようというわが国はじめての試みの書。

従来の著作物はアナログ技術を前提に有形財を扱う制度に依拠することで機能してきた。ところが、デジタル情報化により無形財独自の法制度が要請されている。本書は「法と経済学」の視点から分析材料を提供し制度設計に役立たせるとともに、その過程を通じ「法と経済学」の方法論の見直しも行う。

第1部 著作権の課題と「法と経済学」

第1章 「法と経済学」の方法論と著作権への応用
第2章 デジタル流通システムと著作権

第2部 著作権の経済分析

第3章 アメリカにおける著作権の経済分析
第4章 権利保護期間の最適化
第5章 権利保護期間延長の経済分析:エルドレッド判決を素材として

第3部 著作物の流通とインセンティブ

第6章 消尽理論の法と経済学
第7章 音楽著作物流通と集中管理の可能性
第8章 インセンティブ論の経営学:音楽著作物生産の協働体系
第9章 学術分野における著作権管理システム:特典なビジネスモデル
終章  柔らかな著作権制度に向けて

参考文献
索引 

内容説明

アナログ技術を前提に、有形財を扱う制度に依拠してきた従来の著作は、デジタル情報化により無形財としての再設計が要請されている。本書は「法と経済学」の視点から問題点を分析し、制度設計に役立つ視座を提供する。

目次

第1部 著作権の課題と「法と経済学」(「法と経済学」の方法論と著作権への応用;デジタル流通システムと著作権)
第2部 著作権の経済分析(アメリカにおける著作権の経済分析;権利保護期間の最適化;権利保護期間延長の経済分析:エルドレッド判決を素材として)
第3部 著作物の流通とインセンティブ(消尽理論の法と経済学;音楽著作物流通と集中管理の可能性;インセンティブ論の経営学:音楽著作物生産の協働体系;学術分野における著作権管理システム:特異なビジネスモデル)
柔らかな著作権制度に向けて

著者等紹介

林紘一郎[ハヤシコウイチロウ]
1941年、台湾に生まれる。東京大学法学部卒業。NTTアメリカ社長、慶応義塾大学教授を経て、現在、情報セキュリティ大学院大学副学長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mashi

1
本書の結論あるいは前提(著作権法は文化の発展に不可欠)などには異論があるけど、現状認識(物権類似の法解釈には(とっくの昔に)無理がきてる/著作権法の公的側面が軽視されている)と対案の一部(複数のサブ・システムの併存は社会的に有益、権利保護期間の短縮・登録制度の導入)、将来予測(著作者人格権の存在感の増大)あたりについては同意見だな。ただ、これが出版されてから13年経つけど、残念ながら現実の立法政策に本書(並びに経済学者の)知見はほとんど全く反映されてこなかったみたいだ。虚しいですね2017/03/26

抹茶ケーキ

0
時おり見かけるようになった「法と経済学」を著作権分野へと応用した論文集。最後の論文では、多少の違法ダウンロードには目をつぶり、知名度を得るための経費と割り切るべき、みたいな議論があって、実際そういう風に動き始めていることを考えると、先見の明があったんだなと感じた。最初の論文には、「法と経済学」がどうあるべきかについての総論のようなものが入っており、著作権に限らず一般に応用が利きそうで参考になった。2017/04/29

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