日本の戦後賠償―アジア経済協力の出発

日本の戦後賠償―アジア経済協力の出発

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  • サイズ A5判/ページ数 253p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326501748
  • NDC分類 333.3
  • Cコード C3033

出版社内容情報

第二次世界大戦の敗戦後、経済再建に取り組んだ日本は、政治的、経済的にも恵まれて、急速な経済発展を成し遂げた。その結果、世界第2位の「経済大国」として、またアジア唯一の先進国として、アジア諸国に様々な形態で経済協力をしている。その経済協力の出発が戦後賠償であることはいうまでもない。本書は、日本の戦後賠償がどのような経過から実施され、その賠償を含む経済協力がアジア諸国の経済発展にどのような貢献をしてきたか、日本へどのような効果をもたらしたか、賠償という日本の戦後処理の重要問題について実証分析を試みたものである

内容説明

賠償実施に至る経過を述べ、その賠償を含む経済協力が、アジアの経済発展へどのように貢献したのかを、数多くの資料を駆使して実証的に分析。戦後処理の最重要問題を検証する。

目次

賠償研究の視点
日本の戦後賠償と経済協力
韓国の対日請求権と経済協力
インドネシア賠償
フィリピン賠償
ビルマ賠償
ベトナム賠償
ラオス賠償
カンボジア賠償
シンガポール賠償
マレーシア賠償
タイ「特別円」
台湾への経済協力
日本の中国政策と経済協力
中国への経済協力
南アジアへの経済協力
オーストラリア人捕虜への補償
日本の援助政策と今後の課題