出版社内容情報
都市経済・地域経済の創造性が重要となっている。グローバルエコノミーの頂点に立つ「世界都市」の誕生,垂直的地域経済の中に自立を目指す「創造都市」の文化経済学的国際比較。
内容説明
本書は、イタリアのボローニャ、合衆国のニョーヨーク、日本の東京、そして金沢を現代都市の典型として取り上げ、グローバルな構造転換のもとで「世界都市」と「創造都市」とが交錯する姿を通して、現代都市の衰退と発展の過程を描き出し、21世紀の都市像として注目すべき「創造都市」の理論化を試みたものである。
目次
序章 現代の産業発展と都市の進化
第1章 創造都市ボローニャ―フレキシブルな生産と文化の都市システム
第2章 世界都市ニューヨーク―カオスとダイナミズム
第3章 日本型世界都市・東京の虚像と実像
第4章 創造都市への金沢の挑戦
終章 創造都市論の系譜と文化経済学