出版社内容情報
ポパーの社会論に重点を置いて書かれた〈批判的合理主義〉への簡潔な手引。ポパーの社会論は科学論と不可分なので,本書では両者に同等の分量がさかれている。
ポパーの社会論は、第二次世界大戦以降現在までの
世界情勢の推移、とりわけ最近のソ連、東欧諸国、
中国の社会・政治・経済情勢などに照らして、改め
て顧みられなければならない重要な思想を数多く含
んでいる。しかし、彼の社会論を詳しく取り扱った
書物はまだそれほど多くはないので、もっと詳しい
解説書や批判的な研究書が出てくるまでの、露払い
的な役にでも立つことができれば幸いである、とい
うのが、私のひそかな願いなのである。
(「まえがき」より)
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〔目次〕
Ⅰ 科学論
1 反証可能性
2 推測と反駁の方法
3 批判的合理主義
4 真理論
5 知識の源泉への問からの誤りの探求へ
6 帰納法批判
7 意味の検証可能性理論と哲学
8 本質主義と道具主義
9 科学理論と進化論 弁証法
10 世界3理論
11 反証主義を巡る論争
― 通常科学論と洗練された反証主義
Ⅱ 社会論
1 社会的政治的現実への関心
2 社会科学の課題と方法
3 批判的合理主義
4 国家論
5 漸次的社会工学論と全体論
6 歴史法則主義批判
7 マルクス論
8 歴史論
内容説明
科学論の根本が社会論の骨組みともなって、ポパーの思想は見事な統一を示している。批判的合理主義への易しい手引。
目次
1 科学論(反証可能性;推測と反駁の方法;批判的合理主義;真理論;知識の源泉への問から誤りの探究へ;帰納法批判;意味の検証可能性理論と哲学;本質主義と道具主義;科学理論と進化論 弁証法;世界3理論;反証主義を巡る論争)
2 社会論(社会的政治的現実への関心;社会科学の課題と方法;批判的合理主義;国家論;漸次的社会工学論と全体論;歴史法則主義批判;マルクス論;歴史論)
感想・レビュー
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朝ですよね
ステビア
YASU