- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 構造主義・ポスト構造主義
出版社内容情報
理論上の柔軟さを備えたニュータイプの左翼によるデリダとマルクスの接合の試み。政治・社会的な文脈への適用によってデリダ理論の拡張をめざしている。
マルクス主義とディコンストラクションを接合、
ラディカリズムの再生をめざす。
哲学は世俗化した。哲学的意識それ自体が闘争の激流の
なかに引き込まれたことが、その紛れもない証拠である。
・・・・・・本来の建設と準備がわれわれの仕事ではないが、
それだけにわれわれがやり遂げるべき課題も一層はっきりする。
すなわち、現存するもののすべてに対する容赦なき批判が
それである。・・・・・・したがって、私は、独断的な旗を立て
るつもりはない。それどころか、われわれは、独断論者たち
が自分の観念をはっきりと自覚するように手助けしようと
努力すべきなのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【目次】
第1章 ディコンストラクション
― 入門・批判・政治 ―
第2章 マルクスとデリダ
第3章 ディコンストラクションと弁証法
第4章 『資本論』の限界
第5章 デリダからハーバーマスへ
― ラカンを経由して更に遠くへ ―
第6章 日常生活の形而上学
第7章 理性と反革命
第8章 ディコンストラクション以後のマルクス主義
第9章 レーニン主義以後のマルクス主義
― 社会主義フェミニズムとアウトノミア ―