出版社内容情報
行為の因果説を普及させ,行為文の論理形式の分析や心身問題における非法則的一元論の提唱など,新鮮な問題提起により現代哲学を常に震撼させてきたデイヴィドソンの初訳。
内容説明
行為の記述と説明における因果的概念、その役割をめぐる鋭い分析と新鮮な問題提起により、現代哲学を常に震撼させてきた著作。
目次
1 意図と行為(行為・理由・原因;意志の弱さはいかにして可能か;行為者性;意図すること)
2 出来事と原因(行為文の論理形式;因果関係;出来事の個別化)
3 心理学の哲学(心的出来事;哲学としての心理学)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
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ウィトゲンシュタインやライルが「行為には理由がない」という時、理由に因果法則を課していないか? 理由はそれほど厳密か? 著者は機械的な因果法則と行為の理由を区別する。理由はこうしたいという態度とそうする目標への信念を含むが、因果法則に当てはまらない。ここから「トークン物理主義」という一元論が導出される。心は法則に還元できるタイプ(例えば犬一般)ではなく、トークン(この犬)において脳と繋がる。この「非法則的一元論」は脳と心に「翻訳」的関係を想定する。師クワインの翻訳不可能性は翻訳内での吟味へと議論を移す。2017/02/11
books
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出来事(event)と論理形式。