内容説明
知らないでは済まされない!複合災害にどう立ち向かうか。いのちを守るために、今できることは?すぐに使えるチェックリストも掲載!
目次
第1章 生物とも言えないウイルスの不気味
第2章 202X年、アイツもやってくる!
第3章 感染症×大規模災害=複合災害
第4章 避難所のあり方
第5章 発災時の避難所運営
第6章 避難行動の選択と在宅避難
第7章 分散避難と車中避難
第8章 備蓄と家族防災会議
第9章 町内会・自主防災組織の役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Riko
1
図書館で借りた2020/10/17
Mano Yoshida
0
著者は在宅避難をすすめる立場のようで、住める家がある人が避難所へ行くことに批判的。実践的な避難所運営がわかる専門的な本。2023/01/04
アカショウビン
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すばらしい内容だった。車中避難者は把握できないと思っていたが、オンライン登録にする!避難所に被災者が流入し、「場所取り」が始まってしまうと、再配置は困難。だから平時のレイアウトが大切。熊本地震では、市内63の指定避難所が損壊やそのおそれありで閉鎖された。多くは窓ガラス破損や、天井や照明器具の破損(非構造物が耐震化されていない)。だから車中避難が熊本では多かった。熊本はコロナ以前だから、今後は車中避難をさらに想定すべき。都会でなければ、大規模なグラウンドなどに、災害車中泊用のトイレを整備していけばいい。2022/07/30
卓ちゃん
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日本は平均6年に1度、大地震に見舞われている。台風は毎年平均約3個上陸している。20年に1度の割合で発生するパンデミックと大規模災害が同時に発生する複合災害が起きる確率は極めて高いと言える。これからの高齢社会は「逃げる防災から、逃げなくてもいい防災」も考えていく必要がある。安全な場所や安全な家に住む、安全な家にする防災である。肝に銘じたい。2021/01/04
Hisashi Tokunaga
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山村さんの多数の防災関連著作の最新作でとりわけ、複合災害(感染症含む)への最新の知見を交えた実務者向きの本となった。避難所運営に携わる方々は必携の書として対策に遺漏がないか、チェックリストマニュアルとして活用してもらいたい。私見だけれど、まだ見ぬ大災害(例えば富士山噴火など)への論及も欲しいところ。2020/10/05