出版社内容情報
なんきょくでまいごになっているところを日本の船に助けられ、長崎の水族館にやってきたペンギンの子、フジ。子もりをするペンギンとして、そのやさしい性格からみんなにしたわれたフジの一生をえがきます。 小学校低学年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのじつ
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一晩目で一気に読み終えてしまいました。裏表紙に小学1・2年生とあり。大きな字とイラストが絵本的バランスで配されています。これは実話を元にしたお話で、ペンギンとはいえ、生きる幸せってなんだろう…と考えてしまいました。幼い命を愛おしむ姿は、生物の種を超え、真に尊いものを見せてくれます。 そして雑に見えるイラストですが、我が子が7才くらいに描いていた絵とオーバーラップしてきて、見るうち愛おしくなってしまいました。そんな安らぎと愛嬌のある絵です。2011/06/07
ひらめ筋
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子供の頃の愛読書。 懐かしくて図書館から借りてきました 船員さんたちに助けられて、日本の水族館にやってきたコウテイペンギンのはなし2019/02/02
ままとん
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コウテイペンギンは、世界一過酷な環境で子育てをする。特にオスは、メスと交代する事なく、ブリザードが吹き荒れるー60℃の極寒の地で、卵を抱き、メスが戻って来るまで、あかちゃんペンギンを育てる。 仲間とはぐれてしまい、遠い日本で一生を終えたフジ、種類は違うけど、オオサマペンギンの赤ちゃんを大勢立派に育てたんですね。尊敬します。2018/02/23