ネットワーク科学―ひと・もの・ことの関係性をデータから解き明かす新しいアプローチ

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ネットワーク科学―ひと・もの・ことの関係性をデータから解き明かす新しいアプローチ

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  • サイズ B5判/ページ数 496p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784320124479
  • NDC分類 417
  • Cコード C3041

出版社内容情報

あらゆる分野に存在するネットワークを、ネットワーク科学の第一人者が、学部生・大学院生を対象にまとめたフルカラーの教科書。

内容説明

インターネットから、社会ネットワーク、われわれの生物的な在り方を決める遺伝ネットワークまで、ネットワークはあらゆるところに存在する。この先進的な教科書は、さまざまな学問領域にわたる読者へ向けて、物理学、コンピュータサイエンス、工学、経済学、社会科学などの広い範囲の話題にまたがる「ネットワーク科学」を、フルカラーの図表を用いながら紹介するものである。

目次

第0章 ネットワーク科学の誕生
第1章 序論
第2章 グラフ理論
第3章 ランダム・ネットワーク
第4章 スケールフリーの性質
第5章 バラバシ・アルバート・モデル
第6章 進化するネットワーク
第7章 次数相関
第8章 ネットワークの頑健性
第9章 コミュニティ
第10章 感染現象

著者等紹介

バラバシ,アルバート・ラズロ[バラバシ,アルバートラズロ] [Barab´asi,Albert‐L´aszl´o]
米国ノースイースタン大学において、ネットワーク科学の教授、および複雑ネットワーク研究センターのセンター長である。さらに、ハーバード大学医学部とブダペストの中央欧州大学を併任する。ネットワーク科学における研究は、スケールフリー・ネットワークの発見に始まり、頑健性やネットワーク制御など、多くの重要なネットワークの特性を解明してきた

池田裕一[イケダユウイチ]
九州大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了(1989年)、日本学術振興会特別研究員(東京大学原子核研究所、1989年)、(株)日立製作所(1990年から2010年)、東京大学生産技術研究准教授(2011年)。この間、University of California、Berkeley客員研究員(1997年)、International Energy Agencyコンサルタント(2010年)を経て、京都大学大学院総合生存学館・教授、理学博士(1989年)。専門:ネットワーク科学、データ科学、計算科学

井上寛康[イノウエヒロヤス]
京都大学大学院情報学研究科博士後期課程単位取得認定退学(2006年)、国際電気通信基礎技術研究所研究員、同志社大学研究員、大阪産業大学准教授。この間、Center for Complex Network Research、Northeastern University客員研究員を経て、兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科・准教授、Kiel University客員研究員、博士(情報学)(2006年)。専門:ネットワーク科学、社会および経済シミュレーション

谷澤俊弘[タニザワトシヒロ]
京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻博士課程単位取得退学(1995年)、国立高知工業高等専門学校電気工学科講師(1998年)、同助教授(2000年)、同教授(2012年)。この間、Center for Polymer Studies、Boston University客員研究員(2003年から2012年)、および、東京大学情報理工学系研究科国内研究員(2009年から2010年)を経て、国立高等専門学校機構高知工業高等専門学校ソーシャルデザイン工学科・教授、京都大学博士(理学)(1998年)。専門:物性理論(相転移,臨界現象,ネットワーク理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

11
本書は従来の教科書を超える仕掛けに満ちている。グラフ理論に始まる歴史やスケールフリー、スモールワールド、クラスター等の概念を、多様なトピックスと最小限の数学表現で文字通り網羅し、この新たな複雑系科学を啓蒙する本書は、一方で映画やweb資料と連携させ、各自Wiki項目を作るような学び自体を実践的にネットワークさせる課題も多く含む。フルカラーの図版や章題等では複数の記憶と記憶箇所を網羅する認知の仕組みを確認するのによい。2003年のSARSを分析した感染現象の最終章は、読者の現在に網羅する知の実践を引き渡す。2020/03/21

shin_ash

6
バラバシのネットワーク科学の教科書である。ネットワーク科学は今世紀に入ってから体系化された新しい学問で原書が2016年訳本である本書が2019年に出ている。このスピードで訳本が出ていることに感謝したい。本書は教科書なのでネットワーク科学を(簡単ではないが)体系的に理解することができる良書である。従来のモデルに合わないことや観測データを説明できないモヤモヤがネットワーク科学を援用することで解けたり理解できたりする可能性を感じる。完全な理解には程遠いがまずは「何がノードで何がリンクなのか」から観察し考えたい。2020/07/26

らる

5
ネットワークから物事を見るということは、相互に繋がれた世界を理解する人にとって不可欠/細胞も、神経も、社会も、通信も、電力網も、取引もすべてネットワーク/ネットワークの特徴。広域停電の例にあるように「相互連結性ゆえの脆弱性」がある/6次の隔たり:世界のどこの人とも6人以下の知り合いを介してつながっている。世界は大きいように思えるが、ネットワークを介すると人と人の距離は小さい/新しいミームを受け入れるには、「すでにそれを採用した人」との度重なる接触が必要2022/09/02

好奇心の横断歩道を渡る!

3
とても面白かった。統計力学と似てる部分もある。モデルを作るときの各条件が、現実世界の何に対応する概念なのか必要十分に書かれている印象。時間かけて読み直したい。///事前に決定した観測結果をモデルが上手に説明できたても、将来にわたって高い説明能力を維持するとは限らないし、本当に偶然フィットしただけかもしれないから、厳密さを求め始めると難しい分野だとも思う。ちょうど前向き研究のほうが後ろ向き研究よりも根拠として強いといわれるようなもので。まぁ、素人考えだから、見当違いなこと書いちゃってるかもだけど。2022/01/05

ちょ

3
ネットワーク科学を体系的に学ぶことのできる、2021年現在の唯一の日本語書。 学問の歴史やホットトピックを学ぶことができるが、初心者には完全な理解は難しかった。 もう一通り勉強したら、また復習したい2021/11/10

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