出版社内容情報
我々がインターネットを利用する上で,守るべき資源(コンピュータ,ネットワーク,データ,等),これらの資源に対する脅威,脅威から資源を守る技術とその限界を含めたネットワークセキュリティを学ぶことは今後IoTを含む情報システムの研究・開発・実用化を行う上で必須になっている。
本書は,線形代数学,情報ネットワーク,アルゴリズムとデータ構造,オペレーティングシステムに関する基本的な知識を有する情報系学科/コースの3年生を想定して,ネットワークセキュリティを体系的に学習する事を前提に,技術要素,実システム,関係する法律などに関して具体的な事例を取り上げながら解説している入門書である。
目次
ネットワークセキュリティ序説
古典的な暗号
共通鍵暗号
公開鍵暗号(1)―基本的な考え方
公開鍵暗号(2)―デジタル署名と公開鍵の配送
ユーザ認証
組織内ネットワークのセキュリティ
インターネットのセキュリティ
情報セキュリティマネジメント
プライバシーの保護と情報セキュリティの確保
日本の情報セキュリティ法
著者等紹介
高橋修[タカハシオサム]
1975年3月北海道大学大学院工学研究科修士課程修了。1975年4月電電公社(現NTT)入社。1999年1月NTTドコモへ異動。2004年4月公立はこだて未来大学システム情報科学部教授。受賞歴:2004年情報処理学会業績賞。2006年情報処理学会フェロー。2015年情報処理学会功績賞。学会等、情報処理学会会員、電子情報通信学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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