未来へつなぐデジタルシリーズ<br> アイデア発想法と協同作業支援

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電書あり

未来へつなぐデジタルシリーズ
アイデア発想法と協同作業支援

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月16日 19時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 199p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784320123434
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3341

出版社内容情報

イノベーションを起こすためには,優れたアイデアとその実践・普及が必要となる。本書は,よいアイデアを生み出す技術として開発が進められてきたアイデア発想法を紹介する。また,知識の創造・普及を促進する環境として成長しており,知識基盤社会のためのイノベーション環境ともいえる,インターネット上での協同作業支援を考える技術としてグループウェアについて紹介する。
計算機のいわば“表の歴史”は,チューリングの成果をもとに,フォン・ノイマンに代表される科学計算を中心と した応用研究から始まった。それに対して,本書は,計算機のいわば“裏の歴史”の成果であったが,今や計算機活用の表舞台に登場してきた,人間知性を支援するグループウェア技術に必要な2つの側面「アイデア発想法」と「協同作業支援」について解説する。最初に,アイデア発想法と協同作業支援の基礎知識を説明している。次にアイデア発想法の実践知識として,アイデア発想法の実践知識としてアイデア発想法の実習・評価を説明している。その後,グループウェア技術の実装・評価について取り扱い,最後に将来動向について述べる。よって,各自の興味や状況に応じてアイデア発想法の学習,協同作業支援の学習に使用できる。
 本書の対象者は,アイデア発想と協同作業支援に興味をもつ人すべてである。情報系,知識系の大学生もしく大学院生の教科書として使えるようにした。また企業人も対象とし,興味に応じてアイデア発想または協同作業支援に絞った読み方を可能としている。本書をきっかけとして,デジタル技術を用いた人間知性の支援,知的生産の技術,イノベーション環境,知識労働・創造的労働支援に対する知識の体系化・実践が少しでも進むことが望みである。

第1章 アイデア発想法と協同作業支援の原点
1.1 社会を変えるコンピュータネットワーク
1.2 アイデア発想法の歴史
1.3 グループウェア
1.4 発想支援グループウェア
1.5 本書の構成,社会との関係

第2章 アイデア発想法
2.1 アイデア発想の教育と社会普及
2.2 創造的問題解決プロセスと人間の知性モデル
2.3 アイデア発想法の分類
2.4 ブレインストーミング
2.5 様々なアイデア発想法

第3章 知識経営と発想支援システム
3.1 知識と合理的思考
3.2 知識経営と知識ピラミッド
3.3 発想支援システム

第4章 協同作業支援~グループウェア基礎
4.1 グループウェアの分類(時間/空間)
4.2 構造による分類
4.3 協調次元階層モデル
4.4 アウェアネスの理論
4.5 コミュニケーションの理論

第5章 マルチメディアと五感通信
5.1 マルチメディア基礎
5.2 マルチメディアのコスト
5.3 チャパニスの研究
5.4 顔文字
5.5 入出力機器
5.6 マルチメディアのまとめ
5.7 五感通信

第6章 マルチユーザインタフェース
6.1 アクセス制御
6.2 大画面インタフェース
6.3 テーブルトップインタフェース
6.4 テーブルトップインタフェースの多人数利用

第7章 アイデア発想法実習
7.1 発想法実習
7.2 テーマの設定
7.3 アイデア出し(ラベル作り)
7.4 グループ編成(図解化を含む)
7.5 文章化

第8章 アイデア発想法の実施結果の評価
8.1 はじめに
8.2 アイデア入力段階の評価法
8.3 グループ編成段階の評価法
8.4 文章化段階の評価法
8.5 作業プロセスの理解手法
8.6 ペトリネットによる文章構造の評価
8.7 AHPに基づく内容の評価法(実習)

第9章 発想支援グループウェアの事例
9.1 発想支援グループウェア概要
9.2 KJ法を参考にした支援システム

第10章 コンピュータネットワークとネットワークプログラム
10.1 コンピュータネットワーク
10.2 ネットワークプログラム

第11章 World Wide Web:ハイパーテキストからソーシャルメディアへ
11.1 ハイパーテキストとWorld Wide Web
11.2 World Wide Webの基本
11.3 ソーシャルメディア

第12章 エンターテイメント,異文化コミュニケーション
12.1 エンターテイメント
12.2 ゲームからオンラインゲーム,SNSゲームへ
12.3 ネットワークエンタテイメント
12.4 異文化コラボレーション

第13章 グループウェアの評価方法
13.1 HCIの評価方法
13.2 グループウェア技術の課題と評価
13.3 統計データ処理について

第14章 これからのイノベーション環境
14.1 イノベーションと創造性
14.2 人間と計算機の共生
14.3 グループウェアの問題点とその対処
14.4 グループウェアの展望

目次

アイデア発想法と協同作業支援の原点
アイデア発想法
知識経営と発想支援システム
協同作業支援~グループウェア基礎
マルチメディアと五感通信
マルチユーザインタフェース
アイデア発想法実習
アイデア発想法の実施結果の評価
発想支援グループウェアの事例
コンピュータネットワークとネットワークプログラム〔ほか〕

著者等紹介

宗森純[ムネモリジュン]
1979年名古屋工業大学電気工学科卒業。1981年名古屋工業大学大学院工学研究科修士課程修了。1984年東北大学大学院工学研究科電気及通信工学専攻博士課程修了、三菱電機(株)入社。その後、鹿児島大学工学部助教授、大阪大学基礎工学部助教授、和歌山大学システム情報学センター教授を経て、2002年より現職。現在、和歌山大学システム工学部デザイン情報学科教授。工学博士(東北大学)。1997年度情報処理学会山下記念研究賞、1998年度情報処理学会論文賞、2005年KES’05 Best Paper Award

由井薗隆也[ユイゾノタカヤ]
1999年鹿児島大学大学院理工学研究科博士後期課程修了、鹿児島大学助手。2002年島根大学講師、助教授。2006年より現職。現在、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科准教授。博士(工学)。2005年KES’05 Best Paper Award、2012年度創造学会論文賞等など。情報処理学会、電子情報通信学会、ACM、IEEEなど会員。情報処理学会論文誌編集委員会情報システムグループ主査など歴任

井上智雄[イノウエトモオ]
1998年慶應義塾大学大学院理工学研究科計測工学専攻博士課程修了。その後、国立情報学研究所助手等を経て2003年筑波大学助教授。2014年より現職。現在、筑波大学教授。博士(工学)。情報処理学会論文賞、情報処理学会活動貢献賞、情報処理学会山下記念研究賞、ICN/ICONS/MCL2006 Best Paper Award他多数。電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎研究会幹事、同食メディア研究会専門委員、情報処理学会グループウェアとネットワークサービス研究会、デジタルコンテンツクリエーション研究会、日本VR学会サイバースペースと仮想都市研究会、同香り・味と生体情報研究会、IEEE TCCSCWD、APSCE CUMTEL SIG運営委員。情報処理学会DCON編集幹事、教育システム情報学会英文誌等編集委員。ACM、人工知能学会、ヒューマンインタフェース学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。