ユーザビリティテスティング―ユーザ中心のものづくりに向けて

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ユーザビリティテスティング―ユーザ中心のものづくりに向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 273p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320071544
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C3050

出版社内容情報

●内容
 ユーザビリティとは、ユーザが自分のやりたいことをなしとげるための商品特性のことである。情報・家電メーカは使い勝手、取り扱いやすさ、快適さ、心地よさなどユーザにとって使いやすい製品の開発を目指すが、開発段階でユーザにテストをしてもらいそれを製品に反映するステップを踏んでいる。そのテストの手法や注意すべき点をいろいろな側面から詳細に記述したもので、情報・家電の製品を開発する設計者・担当部署にはなくてはならない本となるであろう。

●目次

第1部 ユーザビリティテストとは

1章 ユーザビリティの評価とは
1.1 ユーザビリティという概念
1.2 利用品質としてのユーザビリティ概念
1.3 ユーザビリティ工学におけるユーザビリティ概念
1.4 ユーザビリティ概念とユーザビリティの評価
1.5 ユーザビリティ評価のあり方
1.6 ユーザビリティ評価の歴史的経緯
1.7 ISO13407の登場とプロセス管理における評価
1.8 さまざまな評価法
1.9 ユーザビリティテスティングの位置づけ
参考文献

2章 ユーザビリティテストの概要
2.1 ユーザビリティテストの歴史
2.2 テスト実施の流れ
2.3 ユーザビリティテストの実践におけるポイント
2.4ユーザビリティテストのバリエーション
2.5 ユーザビリティテストの目的
2.6 ユーザビリティテストの手法

3章 デザインとユーザビリティテスト
3.1 工業デザインとはどういうものか
3.2 デザインと評価の関係
3.3 デザイン現場におけるユーザビリティテスト
3.4 テスト結果に基づくデザインの改善
3.5 ユーザビリティテストの費用対効果
参考文献

4章 生活者視点とユーザビリティテスト
4.1 生活者の変化
4.2 ものづくりにおける生活者視点の重要性
4.3 生活者視点を反映した製品評価のあり方
4.4 生活者視点からのユーザビリティテストの実施

第2部 ユーザビリティテストの実施

5章 テスト環境の整備
5.1 ユーザビリティラボの必要性
5.2 ユーザビリティラボの基本的設備
5.3 ユーザビリティラボで使用する機器
参考文献

6章 テストの準備
6.1 テストの目標の明確化
6.2 ユーザビリティテストの種類
6.3 モニタの選定基準と参加依頼
6.4 モニタデータベースの構築
6.5 モニタへの謝礼
6.6 タスクシナリオの作成
6.7 測定指標の決定
6.8 ロギングツールの特徴と利用準備
6.9 補助データ(生理的データなど)を取得する場合
6.10 質問紙調査票の準備
6.11 予備実験の実施
参考文献

7章 テストに関する留意事項
7.1 特別な配慮を必要とする被験者の場合
7.2 テスティングルームが使用できない場合
7.3 対象機器やシステムが特殊な場合
7.4 対象機器やシステムが未完成な場合
参考文献

8章 テストの実施
8.1 実施の準備
8.2 テストの実施
8.3 テスト実施後

9章 結果のまとめ方
9.1 実施直後のブリーフィング
9.2 発話データの処理
9.3 定量的なデータの取扱いについて
9.4 有効性に関するデータの処理
9.5 効率性に関するデータの処理
9.6 満足度に関するデータの処理
9.7 3つの指標のコンビネーション
9.8 問題点の抽出と評価
9.9 ハイライトビデオの目的と作成
9.10 報告書の作成と配布
9.11 検討会議の実施
9.12 デザインへのフィードバック
9.13 再デザインと再評価の実施

10章 問題点抽出手法としてのNEM
10.1 ユーザビリティテストにおける問題点抽出の必要性
10.2 NEMの考え方
10.3 適用事例
10.4 自動計測ツール
参考文献

11章 評価レポートの規格
11.1 ユーザビリティテスト結果の報告書
11.2 CIFの登場
11.3 CIFのANSI規格化
11.4 CIFの具体的内容
11.5 CIFの課題と今後の方向
参考文献

第3部 ユーザビリティテストの実施事例

12章 情報機器のテスト
12.1 パソコンのユーザビリティの特徴
12.2 パソコンのユーザビリティテストの特徴
12.3 パソコンのユーザビリティ問題
12.4 パソコンのユーザビリティテストにおける問題点
参考文献

13章 家電分野のユーザビリティテスト
13.1 家電機器のユーザビリティ
13.2 家電機器のユーザビリティテストの特徴
13.3 身体的側面からの評価事例-- クリーナ
13.4 認知的側面からの評価事例――デジタルテレビのOSD
13.5 身体的側面および認知的側面からの評価事例―デジタルカメラ
13.6 まとめ
参考文献

14章 公共機器のテスト
14.1 公共機器とは
14.2 ユーザビリティの観点からの課題
14.3 評価事例
14.4 対策と今後のユーザビリティテスト
参考文献

15章 ソフトウェア製品のテスト
15.1 ソフトウェア製品のユーザビリティテストの代表的な課題
15.2 コンシューマ向けソフトウェアテストの事例
参考文献

16章 Webのユーザビリティ
16.1 Webサイトシナリオレビュー
16.2 Webサイト特有の評価ポイント
16.3 Webユーザの特性
16.4 Webサイト特有の約束事/定番
16.5 Webサイトの見え方を左右する要素
16.6 Webのテスティングの実例
16.7 まとめ
参考文献

17章 取扱説明書(マニュアル)のテスト
17.1 ユーザビリティテスト実施の流れ
17.2 企画
17.3 準備
17.4 テスト実施と問題点の洗い出し
17.5 分析・評価
17.6 改善策と反映
17.7 ユーザビリティテストを重ねてわかったこと
参考文献

18章 大規模システムのテスト
18.1 大規模システムとは
18.2 大規模システム特有の課題
18.3 インタフェースデザインのプロセス
18.4 評価事例
参考文献

19章 ユニバーサルデザインを狙いとしたテスト
19.1 本章の狙い
19.2 ユニバーサルデザインとは
19.3 ユニバーサルデザインにおけるユーザビリティテストの重要性
19.4 各ユーザ別の特徴と必要なアクセシビリティ項目
19.5 テスト結果と改善点優先順位付け
19.6 まとめ
参考文献

20章 インターナショナルプロダクトのテスト
20.1 製品の国際化の状況
20.2 国際的ユーザビリティ評価
参考文献

第4部 ユーザビリティテストの今後の展開

21章 製品戦略におけるユーザビリティ
21.1 ユーザビリティの設計
21.2 使い勝手テストの製品戦略への影響
21.3 評価のあるべき姿
21.4 今後の課題
参考文献

22章 ユーザビリティテストと人材育成
22.1 ユーザビリティ活動と人材
22.2 ユーザビリティテストの実施に関連した人材の条件
22.3 人材育成のプログラム
22.4 おわりに
参考文献

23章 ユーザビリティテスト実施上の倫理的課題
23.1 人権の尊重
23.2 人権・福利上のトラブル
23.3 ユーザ調査およびテストの実施原則

24章 ユーザビリティテストの発展的利用
24.1 はじめに
24.2 インタラクティブデザインの発展
24.3 ユーザエクスペリエンスという考え方
24.4 ユーザエクスペリエンスデザインにおけるユーザビリティテスト

ユーザビリティテストを依頼できる組織一覧

用語解説


内容説明

Webデザイナ、ソフトウェア開発者、プロダクトデザイナなど、ユーザインタフェースの設計開発に携わる関係者は必読!ユーザに満足をもたらす新しい利用品質の構築手法を網羅的に説明した本邦初の解説書。

目次

第1部 ユーザビリティテストとは(ユーザビリティの評価とは;ユーザビリティテストの概要 ほか)
第2部 ユーザビリティテストの実施(テスト環境の整備;テストの準備 ほか)
第3部 ユーザビリティテストの実践事例(情報機器のテスト;家電機器のテスト ほか)
第4部 ユーザビリティテストの今後の展開(製品戦略におけるユーザビリティ;ユーザビリティテストと人材育成 ほか)

著者等紹介

黒須正明[クロスマサアキ]
1948年東京生まれ。1976年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。その後、日立製作所・中央研究所、デザイン研究所にてユーザビリティ評価、インタラクションデザインの研究に従事。静岡大学を経て現在文部科学省メディア教育開発センター教授
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

94
p118手書き文字検索の改良の例が分かり易い。19章 「ユニバーサルデザインを狙いとしたテスト」がよい。設計で意図したことが、製品で実現していることを確認するのに、利用後のアンケートだけでは不十分であることはよく知られている。使う前の印象聞き取りと対応してこそ負帰還が働く。ヒアリング、グループインタビューなど複数の手法を用いているところがよい。HAZOPの誘導語も活用するとよいかも。2013/06/20

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