出版社内容情報
【解説】
生物情報のコンピュータネットワーク「ゲノムネット」上にある数々のデータベースを各端末から利用するための解説書。内容を大幅に刷新。
【目次】
ゲノムネットのデータベースサービス概要・DBGET，LinkDB利用法
生物情報データベースの利用法を解説した本。
●生命の知を探る
生命に対する人類の関心の始まりは、知の誕生とともに古い昔に遡るであろう。長い遍歴を経た後、今日のわれわれは、遺伝子レベルで生命の知を発見するための道具を持つに至った。
われわれは、知識科学が拓く多様な研究領域を見てきた。しかし、これまでの旅程は、諸科学の再編・統合を目指す知識科学という企てにとって、まだ始まりに過ぎない。微視的な視点からの探求は、遺伝子レベルでの知のエレメントの発見にまで及び、他方、巨視的な視点からの探求は、国ないし地球規模で知を活用するためのメソドロジーをも包括するであろう。知ることへの欲求が終わらない限り、それらを横断する知識科学のフロンティアも拡張し続ける。新しい研究領域への遍歴の叙事詩が始まる。
内容説明
本書は、もともとヒトゲノム解析センターの登録利用者を対象として書かれた「利用の手引き」を、一般向けに書き直したものです。本書に示したデータベースサービスの多くは、ゲノムネットを通して簡単に利用することができます。また、各人の計算機上でローカルに動いているソフトウェア（例えば、ホモロジー検索プログラムなど）の使い方や原理を知る目的にも利用できます。
目次
１ ゲノムネットのデータベースサービス概要
２ ＤＢＧＥＴ・ＬｉｎｋＤＢの利用法
３ ＫＥＧＧ―遺伝子ゲノム百科事典
４ 日本で開発されたゲノム関連データベース
５ ホモロジー検索プログラムの利用法
６ ＤＮＡ配列解析―遺伝子予測
７ Ｍｏｔｉｆ検索
８ その他の配列解析法
９ Ｅｎｔｒｅｚの利用法
１０ ＧＣＧの利用法
１１ Ｍａｃｉｎｔｏｓｈ用ソフトウェアのインストール法
