出版社内容情報
【解説】
グループウェアとその環境CSCW(Computer Supporeed Cooperative Work)に焦点をあてて解説。
【目次】
人々の協調の支援・次世代ネットワーク・人間指向インタフェース他
人間の協調と支援システムに焦点をあて、人間中心の発想で多元的角度から様々な角度から課題を解説している。
●知識の伝達
知識はいかに伝達されるか。異なるエージェントの間で知識が共有されるインタラクティブな過程は、対面の音声対話をはじめとして、豊かな構造をもっており、私たちの多くが日常的に行っている活動であるにもかかわらず、その詳細なメカニズムは解明されていない。このメカニズムの実証的な研究が、知識の科学に与える貢献は計り知れない。
知識とは何か。どのような種類があるのか。いかに表現されるのか。いかに伝達されるのか。
人工知能、認知科学、脳科学の成果を結集しても、こうした疑問に対する最終的な答えはまだ出ていない。知識とそれを取り巻く現象の体系的な理論はまだ存在しない。だから、単なるキーワードとして、一時のはやり言葉として、「知識」を終わらせないために、知識のあるゆる実践の分析と、そのメカニズムの体系的理解が要求されている。
目次
1章 人々の協調の支援
2章 次世代ネットワーク
3章 遠隔コミュニケーションの支援
4章 人間指向インタフェース
5章 協同作業環境
6章 新しいライフスタイル