脳と感覚のしくみ―行動・記憶・心の基盤とその能力 はじめて学ぶゲノム生物学

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784315516470
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C1045

内容説明

本書では、脳のしくみから、アルツハイマー病やパーキソン病などの脳研究の最新成果までをくわしく解説する。また、行動について研究する神経学者たちが注目する、脳でおきる活動に焦点をしぼり、行動選択の生物学的基盤をさぐる。さらに、多くの神経学者たちがさまざまなアプローチで進めてきた、データを脳に提供する巧妙なしかけ「感覚」についての研究を詳細に解説する。

目次

第1章 脳がはたらくしくみ―心が宿った神秘の小宇宙(デボラ・バーンズ)(生きた脳を「見る」ことによって科学者はヒトの脳の機能を探りはじめている;かつて、精神は脳室に宿ると考えられていた;脳の組織はたがいに連携をとりながら、複雑なネットワークをつくっている ほか)
第2章 脳と行動のしくみ―行動選択の生物学的基盤(デボラ・バーンズ)(行動について研究する神経学者は脳でおこる活動に注目し、その疑問の答えを出しつつある;言葉をしゃべったり、理解したりする能力をつかさどる脳の部位が発見された;ジェームズは、脳の状態と心の状態との関連を突き止めたいと考えた ほか)
第3章 脳と感覚のしくみ―知覚を生みだすメカニズム(エミリー・フアン)(脳にわずかな電流を流すと、そこにいない人たちの声が聞こえてきた;音楽や風景は、ニューロンの言葉である電気シグナルとなって脳へ伝わる;物体は光を放ち、その光をとらえた感覚細胞が電気を生みだす ほか)

著者等紹介

バーンズ,デボラ[バーンズ,デボラ][Barnes,Deborah]
サイエンスライター、編集者。Ph.D.アメリカ生まれ。ウィルソン大学卒業。専門は生物学。神経生理学に関する研究に従事したのち、雑誌『Science』のライターなどを経て現職。雑誌『Journal of NIH Research』の設立メンバーでもある

フアン,エミリー[フアン,エミリー][Fuang,Emily]
コールド・スプリング・ハーバー研究所エディター。アメリカ、コネチカット州生まれ。ハーバード大学卒業。カリフォルニア大学でPh.D.取得。専門は神経科学

田沼靖一[タヌマセイイチ]
東京理科大学薬学部教授。薬学博士。1952年、山梨県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。専門は生化学、分子生物学
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