出版社内容情報
きみだけの「どっちがへん?」をつくってみよう!
「どっちがへん?どこがへん?どうしてへん?」「ここ!ここ!」、ふたつの絵を前に子どもたちが楽しく話しだす一冊。
岩井俊雄の新作絵本!見て・探して・考える
『100かいだてのいえ』で絵本作家として大きな注目を集めるいわいさんの原点というべき『どっちがへん?』を新作絵本としてヴァージョンアップ! 判型が大きく、オールカラーに、さらにモチーフも増量。「どっちがへん?どこがへん?どうしてへん?」「ここ!ここ!」、似ているけどどこかが違うふたつの絵を前に、子どもたちが楽しく話しだす一冊
▼作者のことば
子どもの頃から「へん」なものを考えるのが大好きでした。幼い頃に描いていたのは、足のはえたサカナの絵です。足の数も、2本だったり3本だったり、デタラメなサカナをたくさん描いていました。親はそんな息子の絵を見て眉をひそめていたと思うのです。でも、本人は面白がって、姉たちに「みてみて!このサカナへんだよ!」と見せびらかしていたに違いありません。
「へん」なものを考えだすことは、世の中にない新しいものをつくることでもあります。誰も見たことのないものを生み出して、他人に喜んでもらいたい――常々そう考えている僕の創作の原点は、まさにこの足のあるサカナの落書きにあるような気がしています。
この絵本は、そんな自分の幼い頃を思い出しながら、一生懸命いろいろな「へん」なものを考えて描きました。「へん」なものを作り出すことにおいては、誰よりも天才の子どもたちと勝負!です。
▼プロフィール
岩井俊雄(いわい・としお)
1962年生まれ。メディアアーティスト。子どものころに母親から「もうおもちゃは買いません」と言われ、代わりに工作の道具や材料を与えられたことからものづくりに目覚める。1985年、筑波大学芸術専門学群在学中に、第17回現代日本美術展大賞を最年少で受賞。その後、国内外の多くの美術展に、観客が参加できるインタラクティブな作品を発表し、注目を集める。
テレビ番組『ウゴウゴルーガ』、三鷹の森ジブリ美術館の映像展示『トトロぴょんぴょん』『上昇海流』や、ニンテンドーDSのアートソフト『エレクトロプランクトン』、ヤマハと共同開発した音と光を奏でる楽器『TENORI-ON』なども手がける。2007年、NHK教育の幼児番組『いないいないばぁっ!』でオープニングアニメーションを担当。
著書に『いわいさんちへようこそ!』『いわいさんのどっちが?絵本』『いわいさんちのリベットくん』(以上、紀伊國屋書店)、『100かいだてのいえ』『ちか100かいだてのいえ』(以上、偕成社)、『光のえんぴつ、時間の粘土――図工とメディアをつなぐ特別授業』(美術出版社)、『アイデアはどこからやってくる?』(河出書房新社)などがある。
内容説明
「どっちくん」と「へんくん」はふたごのきょうだい。みためはそっくり、いつもみんなまちがえる。ふたりがおえかきするとえまでそっくり!と、おもったら…あれれ?にているけれどなんだかちがう。みてみて!かたほうのえ、すっごくおかしいよ!みぎとひだり、どっちがへん?―。
著者等紹介
いわいとしお[イワイトシオ]
本名、岩井俊雄。1962年生まれ。メディアアーティスト。1985年、筑波大学芸術専門学群在学中に、第17回現代日本美術展大賞を最年少で受賞。その後、国内外の多くの美術展に、観客が参加できるインタラクティブな作品を発表し、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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