モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする

個数:
  • ポイントキャンペーン

モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする

  • お取り寄せいたします。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■3~5日以内

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆まれに、品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら

  • サイズ B6判/ページ数 502p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314009324
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0011

出版社内容情報

「精神的な暴力」が職場をむしばんでいる
言葉や態度によって巧妙に相手の心を傷つける精神的な暴力=モラル・ハラスメント。この問題に長年携わってきた精神科医が、複雑な要因が絡み合う職場でのケースを詳細に分析。うつ病や退職に追いこまれることもある被害者の苦しみに寄り添いつつ、こうした「見えない暴力」を放置し助長する企業のあり方を痛烈に批判し、予防を含めた具体的な対処法も提案する。
週刊ダイヤモンド2/8号の「井狩春男のこれは売れる!」の コーナーで80ポイント獲得。ビジネスマン必読!


2003年掲載
東京・中日新聞3/9、労働新聞4/21、DIME3/6号、週刊ダイアモンド4/5号

*****************

放っておくと大変なことになる!!
  人がつぶれる、会社がつぶれる、そして国も・・・・・

社内における嫌がらせ、不当なリストラ、
     組織ぐるみの不祥事・・・・
       「精神的な暴力」が
     職場にはびこっている

あなたも被害にあっていませんか?

*****************

こんな人にこそ読んでいただきたい!!

*最近、上司の態度が冷たくなったと感じている人
*嫌がらせとしか思えない不当な扱いを受けている人
*不正行為を命じられ、やるべきかどうか悩んでいる人
*同僚がいじめにあっているのを見るのがつらい人
*あきらかに抱えきれない仕事を押しつけられている人
*社内のモラル低下が気になる経営者の人
*職場の人間関係について相談を受けることが多い人
*社員のメンタルヘルスに気をくばっている人事担当の人

*****************

第1部 職場におけるモラル・ハラスメント

     モラル・ハラスメントを定義する
  第1章  モラル・ハラスメントではないもの
          仕事に関するストレス
          仕事上の対立
          職権の濫用
          一時的な攻撃
          ちがう形の暴力
          厳しい労働条件
          職務による正当な要求

  第2章  モラル・ハラスメントであるもの
          どうしてモラル・ハラスメントが行われるのか
          モラル・ハラスメントの方法
          どこが変質的か

  第3章  モラル・ハラスメントのまちがった使われ方
          被害者の立場になりたがる
          <加害者にされる>という被害を受ける
          実際にはそうではないのに被害にあったと主張する

  第4章  他の国でも問題になっている
          モビング
          ブリング
          ハラスメント
          ホイッスルブロワーに対する仕返し
          いじめ
          言葉の定義と労働界の実情

第2部 モラル・ハラスメントの実態にせまる

  第5章  どんな人が被害にあいやすいか
          モラル・ハラスメントと年齢
          モラル・ハラスメントと性別
          モラル・ハラスメントといくつかの差別

  第6章  モラル・ハラスメントを分類する
          敵意ある言動
          加害者のタイプ別によるモラル・ハラスメント
          頻度と期間
          病気と休職について
          被害者がこうむる社会的、経済的な影響

  第7章  職場のタイプとモラル・ハラスメント
          官公庁および公企業
          私企業
          慈善団体
          スポーツの世界
          政治の世界

第3部 心と身体への影響

  第8章  一般的に見られる症状
          ストレスによる機能障害
          抑うつ状態
          心身症

  第9章  心的外傷に関係する症状
          心的外傷後ストレス障害(PTSD)
          モラル・ハラスメントと心的外傷
          幻滅感を味わう
          過去の心的外傷との関係

  第10章  モラル・ハラスメントに特有の症状
          屈辱と恥の意識
          自分の感覚が信じられなくなる
          性格が変わる
          一時的に精神病の様態を示す

第4部 システムと個人―モラル・ハラスメントの二大要素

  第11章  モラル・ハラスメントが行なわれやすい環境
          職場そのものの変化
          恥知らずなシステム
          変質的なシステム
          自己愛的な社会がモラル・ハラスメントを助長する

  第12章  モラル・ハラスメントに関わる人々
          被害者になるのはどんな人々か
          加害者になるのはどんな人々か
          モラル・ハラスメントに似ているが、そうではないもの
          精神を破壊するだけの力を持ってはいるが、悪意はないもの
          相手を傷つける言動をしているのに、そのことが意識されていないもの
          純然たるモラル・ハラスメント

第5部 モラル・ハラスメントにどう対処すればよいか

  第13章  仲介者が不可欠
          内部の仲介者
          外部の仲介者

  第14章  予防する
          企業レベルでの予防
          社会レベルでの予防
          個人レベルでの予防
          予防計画
          モラル・ハラスメントの状況にどう対処すればよいか

  第15章  調停をたのむ
          どの時点で外部に調停を任せるか

  第16章  法制化の必要

内容説明

言葉や態度によって相手の心を傷つける精神的な暴力=モラル・ハラスメント。この「見えない暴力」が職場において日常的に行われれば、逃げ場を失った被害者が深刻なダメージを受けるのはもちろんのこと、会社組織自体も多大な損失をこうむり、知らず知らずのうちに危機的状況に陥っていくという。どんな社員が狙われやすいのか?どのような職場環境ではびこるのか?経営者や管理職は何をすればよいのか?自分の身を守るにはどうしたらよいのか?不当なリストラや組織ぐるみの不祥事があとをたたず、いたるところでモラルの低下が叫ばれている昨今、すべての働く人にとって必読の書である。

目次

第1部 職場におけるモラル・ハラスメント(モラル・ハラスメントではないもの;モラル・ハラスメントであるもの ほか)
第2部 モラル・ハラスメントの実態にせまる(どんな人が被害にあいやすいか;モラル・ハラスメントを分類する ほか)
第3部 心と身体への影響(一般的に見られる症状;心的外傷に関係する症状 ほか)
第4部 システムと個人―モラル・ハラスメントの二大要素(モラル・ハラスメントが行われやすい環境;モラル・ハラスメントに関わる人々 ほか)
第5部 モラル・ハラスメントにどう対処すればよいか(仲介者が不可欠;予防する ほか)

著者等紹介

イルゴイエンヌ,マリー=フランス[イルゴイエンヌ,マリーフランス][Hirigoyen,Marie‐France]
精神科医。1978年、パリのサン・タントワーヌ大学医学部で医学博士の学位を取得し、1979年に開業。その後、アメリカとフランスで犯罪被害者学を学んだのをきっかけに、モラル・ハラスメントの研究にたずさわる。1998年に刊行された前著『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』(邦訳:紀伊国屋書店)はフランスではもとより世界13カ国で翻訳されるベストセラーとなり、それ以後、被害者の心のケアにつとめるかたわら、モラル・ハラスメントの専門家として各地で講演やセミナーを行っている

高野優[タカノユウ]
1954年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。フランス語翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひつまぶし

3
前著『モラル・ハラスメント——人を傷つけずにはいられない』ほどのインパクトはなかった。職場におけるモラル・ハラスメントについて、改めて類型化しつつ解説を加えたという感じ。被害者や被害者を取り巻く状況についての記述は多い一方で、加害者に丸々割いているのは第12章くらい。職場という社会にも開かれた環境で起こる問題を扱おうとすると、パーソナリティ特性に依拠した分析では限界があるのだろう。個人とシステム両面を見ていく必要性を著者も強調しているが、説明すればするほど境界がぼんやりするジレンマに陥っている気がする。2023/08/31

ecuas

1
こんな一方的な話があるかな。承認欲求の塊みたいな本。モラハラは問題と思うものの、被害者側の意見だけを参考に論を進められても納得はできない。「加害者の悪意を証明することは難しい」と悪意がある前提だったり思い込みがひどい。医者として治療したり法律家として争う立場なら一方的でも問題ないかもしれないが、そうでなければこんな確証バイアスに満ちた話は首肯しづらい。正しく評価されない、という話も多いがなぜ評価される側が正しいかどうか判断できると思うのか。加害者とされる人の気持ちや行動を決めつけた表現も多く逆に恐ろしい。2023/04/17

こうじ

1
会社におけるモラル・ハラスメントについての本。前著に続いて、ものすごく気分が暗くなる本なんだけど、それがボリュームたっぷり(笑) ある意味で、自分の環境はまだマシと励まされるような効果もあるかも。世の中には理不尽なことは多いですが、誰がどう見ても理不尽なことに対しての無力さってのはつらいですね。2019/07/31

borracho

1
モラ・ハラという行為自体は、日本では昔からあったし、原著のフランスではあまり存在しないと思っていたけれど、本を読んでいくと、企業のグローバル化やメールの普及でのコミュニケーション不足などが時代背景にあるのが分かってくる。つまり、国民性や国籍に関係なく起こりうる事だし、経営側からすると、監督責任を問われかねない事なのだろう。前著に比べて「組織として」の訴訟や予防策まで踏み込んでおり、解決策の提示にはなるが、調停や訴訟は日本人には馴染みがないのではないか、と思う点と、同じような記述が多く、500頁は重かった。2015/05/01

よ〜こ

1
ふざけた装丁・ソフトカバー・500ページの3点セットでいい内容なのに読まれていないのではないか。自由の国フランス!少子化を解消したフランス!と思われがちだが、それが顕在化しているということは問題と解消も日々存在しているということだ。フランスでの出版は2001年だが今の日本の企業も教育機関もこんなものだと思う。資本主義とグローバル化が過成熟すると確実にこれを後追いするが「欧米ではぁ!」と鼻息荒い夢見がちな人は早く目を覚ますか永遠に寝てろ。現実に違和感がある人だけ読めばいいよ。2010/12/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/375869
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。