毛皮と人間の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 388p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784314009300
  • NDC分類 648.7
  • Cコード C1020

出版社内容情報

大佛次郎賞作家、渾身の遺作!!毛皮が人類の歴史そのものを動かしたと言っても過言ではない時代もあった……ベーリング陸橋を渡った大昔の人類、ロシア人のシベリア進出、英仏の北アメリカ北部・西部への開拓にも、毛皮が大きな影を落としていた。美しい毛皮を求める人間の欲望の影にあった「もうひとつの」歴史ドラマを、地球的・世界史的スケールで描く。

各新聞や、雑誌で紹介されています。
『週刊朝日』(3/3発売)「毛皮があったから人類は知恵を成長させた。世界史を動かした欲望、情熱、闘争を立体的に」、『サンデー毎日』(3/5発売)、日本経済新聞(3/9)「博覧強記、古今東西の毛皮にまつわるすべての博識を集大成」、朝日新聞(3/16)「毛皮をめぐる人類の壮大な旅は、人類の知恵と侵略の歴史である」、等。

★与那原 恵さん(ノンフィクション作家)「私のおすすめ」(「i feel」出版部50周年記念号より)★
「 人間の歴史とは「欲望」の歴史である。本書は、富と権力の象徴「毛皮」をめぐる人間のドラマを壮大なスケールと緻密な資料で描いた。著者の視線は、歴史、地誌、文化史、博物学と多面的な広がりを持っており、なおかつ繊細な描写はその〝場面〟へと誘う迫力に満ちている。
 ネアンデルタール人が初めて毛皮を身にまとった瞬間。権力のシンボルとなった古代エジプト。十世紀、西ヨーロッパの上層階級がクロテンのマントを羽織り、ビーバーの帽子をかぶった様。毛皮が歴代王朝の交替にも影響したといわれる中国……。そして日本へとたどりつく。
 より良質な毛皮資源を求めて未知の荒野と荒海に乗り出すハンターたち。活躍する商人の姿。ヨーロッパ人によるアメリカ大陸征服と開拓、シベリア進出の背景。侵略によって土地を追われた者たち。自然が産み出した美しい産物が物語る「世界」の成り立ち。
 構想三十年、著者が逝去する直前まで取り組んだ本書は、毛皮にもまさる人間の貴重な「財産」になった。」


2003年掲載
朝日新聞3/16、日経新聞3/9、毎日・大阪新聞3/14、産経新聞3/16、東京・中日新聞他(共同配信)3/30、京都新聞2/7、週刊朝日3/14号、サンデー毎日3/16号、論座6月号

内容説明

ロシア人によるシベリア進出は、実はクロテンの毛皮を求めてのものだった。当時、毛皮は重要な交易品のひとつで、この収奪があったればこそ、ロシアは大帝国へと発展を遂げたのだ。新大陸でインディアンが持ってきたビーバーの毛皮との交換品として西欧人が差し出した物とは?古来より中国は北方の狩猟・遊牧民族に大量の毛皮を朝貢させていた。そして歴代王朝の交替にも、毛皮が影を落としていた。では、日本では?毛皮(と皮革)をめぐる人間の歴史を、ネアンデルタール人の大昔から現代まで、ユーラシア大陸の全域から新大陸までに及ぶ地球規模の、有名無名、幾多の人間の壮大なドラマとして描きだす。

目次

1章 毛皮―人類最初の衣料
2章 最初に毛皮を着たのは誰か?―人類史の流れに沿って
3章 毛皮と毛皮獣の世界
4章 古代社会から
5章 花ひらく毛皮文化―中世の世界
6章 荒野にクロテンを求めて―ロシアの興隆とシベリア進出
7章 新世界の呼び声
8章 西と東の出会い
9章 日本の毛皮と皮革

著者等紹介

西村三郎[ニシムラサブロウ]
1930年弘前市生まれ。京都大学理学部卒業。新潟の水産研究所、白浜の臨海実験所の所員を経て、京都大学助教授、のち教授。専攻:地球生物学・博物学。京都大学名誉教授・理学博士。2001年11月30日歿。著書に『地球の海と生命』(海鳴社、毎日出版文化賞受賞)、『リンネとその使徒たち』(人文書院、大仏次郎賞受賞;選書版 朝日新聞社)、『文明のなかの博物学 西欧と日本』(紀伊国屋書店、和辻哲郎文化賞受賞)ほか
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポルターガイスト

2
名作。交易史と生活史が絶妙なバランスで描かれている。流れが汲み取れず頭に残らないということがこの手の歴史書にはよくありますが,毛皮という軸が定まっているおかげでそんなことはなく,よく締まっている。ヴァイキング交易,ロシアのシベリア進出,フランス人の新大陸開発など,自分にとって手薄になっていた分野が一気に埋められたのでうれしい。筆者はもともと自然科学の分野から毛皮を研究していたらしいが,だからこそこんなにわかりやすく,毛皮から見た世界史(毛皮の世界史ではない)を描けたのだと感じました。2016/03/09

takao

1
ふむ2023/11/06

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