コンピュータ画家アーロンの誕生―芸術創造のプログラミング

個数:
  • ポイントキャンペーン

コンピュータ画家アーロンの誕生―芸術創造のプログラミング

  • お取り寄せいたします。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■3~5日以内

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆まれに、品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら

  • サイズ A5判/ページ数 319p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784314008303
  • NDC分類 727
  • Cコード C0071

出版社内容情報

コンピュータが画家になったとき、芸術の創造性はどこへ行くのか

*******************

本書の主人公アーロンが生み出す作品は、人間の画家が描くのと同じような作品である。
人間と同じようなふるまい。これが難しい。
人工知能の歴史はそれを獲得しようとする歴史である。
コンピュータを用いて人間が絵を描いていたのでは、
コンピュータは単なる道具でしかない。
そうではなく、アーロンは
人間の介入を必要とせず、作品自体を自立的に生み出す。
これが多くのコンピュータ・アート、コンピュータ・グラフィクスと
アーロンが決定的に異なる点である。
                        「訳者あとがき」より

*******************

第1部 準備
  1 ある画家の物語
  2 表象
  3 船出
  4 転地
  5 プログラムとしての絵画

第2部 メタ芸術
  6 機械による初期ドローイング
  7 論文「知覚と類似」で次の二十年間の針路を描き出す
  8 コンピュータ・アート
  9 砂漠にて

第3部 アーロン
  10 喚起  アーロンの第一段階
  11 展示会(ショウ)と成長(グロウ)
  12 帰還の旅の始まり
  13 平面から視覚空間へ、喚起から表象へ  アーロン第二段階
  14 何か私に分かるものが描けるか  アーロンの第三、第四段階
  15 アーロンから得られる仮説

第4部 アーロンは何を意味するのか
  16 アーロンのドローイングを解釈する
  17 芸術と情熱
  18 芸術的表現としてのアーロン
  19 芸術と家父長制
  20 ふたたび画家の物語

第5部 知識ベースの芸術
  21 芸術と科学
  22 人間であることの芸術(人間になる技術)
  23 知識の表象としての芸術
  24 ス(テ)ィミュレーションとしての芸術
  25 軽口
  26 ウィトゲンシュタインの沈黙における自由落下  われわれはいかに知るのか、知りえるのか

第6部 結論
  27 反射
  28 芸術とメタ芸術

内容説明

つくば科学博’85のアメリカ館は、「絵を描くコンピュータ」アーロンの登場で大賑わいであった。現在、アーロンはさまざまな色彩の絵具を混ぜ合わせ、時には薄めながら、筆で紙に絵を描き、最後は筆洗いもする。アーロンが描いた絵は、常設の展示室や特別の展覧会で飾られ、高額で取引されている。アーロンは、人体の骨格や関節の構造と動作や、植物の成長パターンや枝・葉の付き方などを「知識・論理」として持ち、自律的に絵を描き、二度と同じ絵を描かない。これがアーロンと「コンピュータ・アート」との決定的な違いである。進化する描画機械アーロンを作ったのは、イギリスを代表する画家ハロルド・コーエン。本書は、芸術とコンピュータ・テクノロジーを架橋する魅力的な実験であり、画家コーエンと彼が開発したアーロンが、二人三脚で成長していく様を感動的なドキュメントとして描く。

目次

第1部 準備
第2部 メタ芸術
第3章 アーロン
第4章 アーロンは何を意味するのか
第5部 知識ベースの芸術
第6部 結論