科学選書<br> クジャクの雄はなぜ美しい?

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科学選書
クジャクの雄はなぜ美しい?

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784314005746
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0340

出版社内容情報

美しい羽を目いっぱいに広げるクジャク。美声を奏でる小鳥たち。歌舞伎役者のくまどりのような顔をしたヒヒ。ライオンのたてがみやシカの角……。地味な雌に対して,美しく派手な特徴を雄がもつのはなぜか? 動物たちの「愛の物語」に隠された永年の謎に迫り,美しい雄を選り好みしてきた雌のしたたかな繁殖戦略を浮き彫りにする。

内容説明

美しい羽を目いっぱい広げるクジャク。きれいな色の羽をもち、美声を奏でる小鳥たち。歌舞伎役者のくまどりのような顔をしたヒヒ。ライオンのたてがみやシカの角…。このように美しく派手な特徴をもつのは一般に雄で、雌は地味で目立たない。いったいこれはなぜなのか?そして、人間ではなぜこの雌雄の関係が逆転しているのか?進化論者ダーウィンやウォレスをはじめ、永年にわたって多くの人々を悩ませてきた謎に、本書は、明快な解答を与える。

目次

序章 派手な雄と目立たない雌
第1章 ダーウィンの自然淘汰と性淘汰
第2章 なぜ雄が闘い、雌が選ぶのか
第3章 賢い選り好み
第4章 理由のよくわからない「選り好み」
第5章 雌の選り好みはなぜ進化したか
第6章 付和雷同する雌―選り好みのまねし合い
第7章 雌雄の役割の逆転―雄による選り好み、および人間について
第8章 性淘汰の理論をめぐる論争