元型論 - 無意識の構造

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元型論 - 無意識の構造

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314003919
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3000

出版社内容情報

人間のこころには,フロイトのいう個人的な無意識だけでなく,人類に共通の,太古の記憶につながる集合的無意識の層がある。本書は,このユング心理学の根幹をなす集合的無意識と元型に関する主要論文を集めたもの。古今東西にわたる該博な知識に裏打ちされたユングの思想を少しでも理解しやすくするため,訳者によるていねいな註と解説が付されている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Jiemon

1
人間には生まれた時から備わった元型があり、人の行動のベーシックなものはその元型(外界を認識し判断するもの。性格であれば、オギャーと言った瞬間からあるのは経験的にも分かるが、それと違うのかはよく分からない。)が基礎となっているもので、後天的に会得したものでないという考え方。これによると芸術家がその一族から次々に出るのは、誕生後の家庭環境もさる事ながら、生まれついた、即ち親から受け継いだ芸術家の元型も大きく寄与すると考えられる。この例でもわかるように、先天的なのか後天的なのかは非常に区別がつきにくい。2016/06/08

harukamu

1
「元型とは何か」が書かれた本。 ダヴィンチの聖母子の他に聖アンナを足した構図の絵について、この構図はダヴィンチの個人的な体験によるものではなく誰しもが持つものイメージであるとしている。理想の母親と人としての母親なんて言葉が私には浮かぶのだけれど、その理想の母親像若しくは大地母のイメージは世界中似たり寄ったり。その他、教育を受けてこなかった西洋の男性の話したことと、スコラ学派の教父の残した書物に書かれたイメージ、インディアンの宗教の教義などが同じ太陽が風を起こしているというイメージを語っている。2015/08/30

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