人物文庫
幕末「住友」参謀 広瀬宰平

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784313751705
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

激動の時代に真に必要とされる参謀とは何か?疾風怒涛の幕末、住友別子銅山の支配人・広瀬宰平は、巨額の借金や新政府による“経営乗っ取り”の策謀など度重なる危機に際し、大胆に経営体制を刷新してゆく…。初代総理事として住友近代化の礎を築いた男の知られざる事績を描き出す著者会心の歴史経済小説。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
1941(昭和16)年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。ジャーナリスト等を経て現在、作家。85年、『大君の通貨』で新田次郎文学賞受賞。94年、『恵比寿屋喜兵衛手控え』で直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

39
現在、言わずと知れた大企業グループの住友ですが、江戸時代の頃からあり、しかも幕末維新の頃は、何度も潰れそうな危機に瀕していたとは全然知りませんでした。そして、四国にあった別子銅山があったればこそ今日の住友がある事も、また、幕末の住友の再興の祖でもある広瀬宰平の働きがきわめて大きかった事も知りました。また、江戸時代に日本に銅が無ければ日本の列強の餌食になっていたかもしれない、という考え方も非常に興味深かったです。それにしても、企業を経営していくというのは、いつの時代でも大変だなとつくづく思いました。2015/06/04

ナカマーク

1
頑固さ。気性の激しさ。年取ったら、老害。でも、それくらいの男がいいと改めて思った主人公。本当に辞めさせるの苦労したんだろうな。 住友が幕末、瀕しの状況だったというのをはじめた知った。名家、伝統はいつか時代にそぐわなくなるの典型。それを救った住友中興の祖も老害となってしまう。でも、そういう人達がいたから、連綿と住友は形を変えて歴史を紡いできたんだろうな!自分が関わってきた会社、もう少し若いとき読んでもよかったかな!2012/05/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1859657
  • ご注意事項