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内容説明
1960年代から70年代にかけて女の子の夢と憧れを詰めこんだ本や雑誌たちをテーマにお届けする、古本ヴァラエティ。
目次
本を手にするしあわせ 山梨シルクセンターとサンリオ出版部の本たち(「かわいい本」の誕生;インタヴュー 伊藤昭久さん ほか)
私の中のファンタジー 新書館フォア・レディース・シリーズ(「読む」と「書く」のあいだの橋渡し;女の子、古本、そして宇野亜喜良 女の子図書の星談義―対談 市川慎子×近代ナリコ ほか)
ともに歩んで年を重ねる『私の部屋』(団塊の妻たちが夢見た部屋;インタヴュー 内藤ルネさん・本間真夫さん ほか)
女性と趣味『新婦人』(伝統と前衛のあいだで;インタヴュー 田村敦子さん ほか)
著者等紹介
近代ナリコ[コダイナリコ]
1970年、神奈川県生まれ。多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。ミニコミ誌『modern juice』(1998年発刊)編集発行人。古本情報誌『彷書月刊』(弘隆社)で「ハルミン&ナリコの読書クラブ」連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
57
【読メ乙女部】私は文学でも絵画でもロマンチックで感傷的なものが好きだ。本書では1960〜70年代に出版されていた詩集や婦人向け雑誌や書籍がピックアップされている。全体的に字が多く、読み応え抜群。興味を惹かれたのは寺山修司が関わった新書館のマイフォアレディースという詩や小説のレーベルだ。「恋に日曜日はないの」「恋なき子」など恥ずかしいんだけどたまらないです。「女の部屋」という雑誌に関わった内藤ルネさんが取材を受けているが中原淳一先生がゲイだったことを初めて知りましたよ…(男性の愛人に看取られたそうです)。2016/07/30
リッツ
19
おもいでの1960ー70年代。林真理子「ファニーフェィスの死」に引き続きコレを手に今夜は時間を遡り。イラストレーションも写真も、その色彩、そのデザイン、斬新で懐かしくてクラクラしそうです。可愛い亜土ちゃんや田村セツコ、サンリオの前身にはヤッパリやなせたかし。憧れの大人の世界だった安井かずみ、立原えりかの作品や読者の投稿、大好きな寺山修司&宇野亜喜良のコラボフォアレディースは持ってる、持ってる、何冊か!古本で手に入れたのも。思春期の頃どっぷり浸かったものでした。あ、敬称略で(笑)2014/06/05
sasa-kuma
8
「サンリオ出版部」「新書館フォアレディースシリーズ」「私の部屋」「新婦人」の4本立て。まさに女子のための本。「私の部屋」以外はリアルタイムでは読んでいないけれど、読みたいなぁ。特に「新婦人」は面白そう。宇野亜喜良さんの偉大さをしみじみと感じる。ため息の出る装幀が満載です。寺山修司&宇野亜喜良のコラボレーションなんてすごすぎる。2013/10/06
nemunemuanyo
7
寺山修司 宇野亜喜良 安井かずみ 古本なのに新しくオシャレで強烈な磁気で手招きしてくる この本で思わずフォア レディスシリーズの本を何冊か探して買ってしまった 今では入手するのは難しい本もあるけれど まだ知らない好きな世界を探ってみたい人にはオススメしたい 2020/09/15
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
6
フォア・レディース・シリーズ、お小遣いやりくりして買ったなぁ。大好きだ〜!!しかし、「新婦人」こんな雑誌があったのかあ。欲しい!欲しいぞ!!2013/05/03