河出ブックス
日本語は生きのびるか―米中日の文化史的三角関係

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  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624112
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0381

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出版社内容情報

英語が世界の支配語となるグローバル化社会を、辺境の国の言語・日本語は、生きのびることができるか? 国際文化関係を背景に日本語の運命を考察する、画期的な日本語論。

内容説明

ときに言語は亡びる。日本語の興亡は、日本の運命に直結する。文化史的に見て、かつての中国、今日の米国のような中心国に対し、日本は周辺国である。これまで日本人は、優れた外来文化は積極的に受容しつつ、自らの主体性は維持してきた。グローバル化が加速する現在、母語である日本語とともに、支配語である英語をいかに習得すべきか。そして世界といかに対峙すべきか。国際文化史を背景に考察する、画期的な日本語論。

目次

第1章 日本語の生存空間―米中日の三角関係を文化史的に鳥瞰ース
第2章 留学生の文化史的意味―一国一辺倒を排す
第3章 衝突か対話か―近代日本の二面性
第4章 混淆文化礼讃―異文化を受容しつつアイデンティティーをいかに保つか
第5章 支配言語とナショナルな詩論の発生―周辺言語の自立とは何か
第6章 グローバル化時代の英語教育―内外の教養を備えた多力者を養成せよ
人生のおわりに―あとがきに代えて

著者等紹介

平川祐弘[ヒラカワスケヒロ]
1931年、東京生まれ。比較文学者。東京大学名誉教授。フランス、イタリア、ドイツの留学経験を持ち、東大教養学部の他、北米、中国、台湾等にて教壇に立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

1
ふむ2021/04/02

koji

1
一石二鳥の語学教育法は、著者ならではという感じですが、何ともリズム感が悪い文体には正直閉口しました。2010/06/05

メルセ・ひすい

1
13-75 赤22・・・★日本のマグナ・カルタ・・新憲法が出た直後、一高の倫理講堂に全生徒が突然召集され特別講義があった。東大法教授は「S.21、憲法草案を見に招かれて政府へいった。まだ日本語草案は無かった。しかしその英訳=英文の日本国憲法は鎮座していた」 と 言う打ち明け話をして聴講生の笑いを誘った・・現・日本人の ●お宝 日本国憲法が米国人の書き下ろしだ! というのは極秘だが?一高生には知らせようという配慮か・・??  そうです第二の開国をしたマッカーサー征夷大将軍様の御配慮です。2010/04/25

あだこ

0
日本文化礼賛と自己喧伝の書。日本語存亡論を期待するひとはやめたほうがいいかと。平川ファンにしか向けられていない。2010/09/19

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