河出文庫<br> 世界性風俗じてん〈上〉

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河出文庫
世界性風俗じてん〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p
  • 商品コード 9784309471037
  • NDC分類 384.7

内容説明

「子宮の内に、西洋スギの油、もしくは鉛を含む軟膏、もしくは乳香とオリーブ油を混ぜて入れよ。されば女人は妊むことなし」これは哲人アリストテレスの説く避妊法である。また22歳のクレオパトラと53歳のジュリアス・シーザーとのはじめての出会い、「カーマ・スートラ」の語る雅やかなインドの遊女と香粧術など、古代から現代まで、230余のエピソードで綴る性風俗おもしろ事典。

目次

古代(アリストテレスの避妊法;悲劇の妖姫クレオパトラ;淫蕩の狂気、ネロの生涯;性の倒錯者、カリグラ帝;情欲に溺れたティヴェリウス帝;黒の皇帝、ドミティアヌス)
中世(世紀の悪女、フレデグンデ女王;雄々しき、ふぐりのブラゲット;トリスタン・イズーの愛の伝説;アベラールとエロイーズの恋)
近世(ルネサンス的な法王ボルジア;好色は富なり、ローマ法王の生活;神の如き人、アレティーノの肖像)
近代(浮華の王妃、マリー=アントワネット;遊蕩児、カザノヴァの生涯;マルキ=ド=サドの悲痛な生涯;加虐の快楽、サディスム)ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちこたん

37
★★★☆☆その名の通り、古代から近代まで、古今東西の性風俗について解説している本。ヨーロッパが多め。各項目についてはそれぞれ豆知識程度の情報量しかないが、世界史の各時代や人物に興味をもつ足がかりにはちょうどいい。学校では絶対に教えてくれないであろうことばかり。人間っていつの時代も絶大な権力を持つとロクなことしないな、というのが率直な感想でした。まじでみんな変態色欲魔。痛々しい話も多く、辟易した。性欲と残虐性って本来とても近いところにある欲望なんだろう、と思う。2015/11/29

Porco

3
場所や地代変わっても規模の違いはあれどぶっ飛んだ人がヤって最終的に行き着くとこはそこまで変わらへんなとなる。やってることは変わらないため割と中世辺りになってくると正直ダレる。2022/08/28

何だか

3
それなりに面白かったけど、場所や時代が変わっても人間やることにそんなに変わりはないので、同じような話が続く。途中でちょっとダレた。2011/09/10

めいこ

2
インドのカースト制度で姦淫を罰する刑法が痛ましすぎてゾッと背筋が冷えた。拷問辞典読んだ時のような読後感がそのページを読んだあとにあった。 宦官はポピュラーなので、少し歴史を勉強した人なら名前を聞いたことがあるだろう。そしてその中に宦官の下半身の作り方をしっているひとはどれだけいるだろう。男性の諸君は読めないのではないかというくらいに凄まじいものです宦官の手術は。2013/12/30

ashigaru99

2
世界の性風俗について手軽に色々学べてよい。2011/04/22

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