内容説明
傀儡子、吟遊詩人、旅芸人、坐女、白拍子、魔法使い、方術師、香具師、揚水尺、幻人、ジプシー、博徒、踊り子、道士、勧進聖…。さまざまな民俗文化・芸能の媒体として、歴史の底辺に息づく漂泊放浪の民の交通を、日本に留まらず朝鮮半島、中国、さらにはユーラシア大陸の全域にわたって跡づけた、真に画期的な読み物。
目次
アウトローの仏教集団
遊侠の徒と遊行者と
伎楽と幻人と百戯
幻人百態
幻術を演ずる僧侶たち
道士と密教僧の魔法競べ
鉢は飛ぶ、UFOの如く
飛鉢法のあれこれ
魔法使い、次々と登場
ジプシーと傀儡子と〔ほか〕
著者等紹介
杉山二郎[スギヤマジロウ]
1928年、東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒。専門は仏教美術、東西文化交流史。1961年から東京国立博物館員として27年間ミイラのお守りをする。仏教大学、国際仏教大学院大学などの教授を歴任。『大仏建立』で1969年度の毎日出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- ときむすび ファミ通文庫