河出文庫
べけんや―わが師、桂文楽

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309407562
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0195

内容説明

桂文楽に“一目ぼれ”、熱に浮かされたように落語の世界へ飛び込んだ筆者が見た、名人の芸と素顔。時代はまさに落語黄金期。高座はもちろん、日々の生活に至るまで、すべてが粋でまぶしかった…。昭和四十六年八月三十一日、伝説となった文楽最後の高座、その舞台裏も明かされる。

目次

第1章 一目ぼれ
第2章 ハンカチの思い出
第3章 師匠の食事
第4章 お座敷
第5章 夢の口上
第6章 最後の高座
第7章 道楽三昧
第8章 煙草入れとダイヤ
第9章 おかみさん
第10章 師匠の言葉
別章 べけんや

著者等紹介

柳家小満ん[ヤナギヤコマン]
1942年、神奈川県生まれ。落語家。東京農工大学中退。61年に八代目桂文楽に入門。71年文楽没後、五代目柳家小さん門下へ。75年真打
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつひめ

1
小満んさんの落語の魅力の源が見えてきた。端正な芸と人間の愛嬌を兼ね備えていた、名人・文楽師から全身全霊で吸収した、修行の賜物。そして、小満んさん自身の頭脳明晰さと人柄が相まって、魅力になっているんだろうな。こんなに心底惚れられた文楽師も、きっと幸せだったんじゃないかな。一度でいいから、生の高座を聴いてみたかったなぁ、文楽師の。落語の楽しさと、本物の美しい日本語でうめつくされた一冊。2014/10/21

鷹ぼん

0
小満ん師匠による「黒門町」こと文楽師匠の思い出語り。全編に師弟愛が漂う、よき一冊。しかし、何故この本が我が書棚の片隅におはしましたのかは謎である、誰かにもらった記憶もないことはないのだが…。「そいつはなんとも、べけんやなこって…」。2012/04/27

from_kumagaya

0
紛れもない名著。一流の芸人のなんと魅力的なことか。2010/07/02

kinupon

0
さあ、文楽の噺聴こうかな。

antonio

0
小満んさんのあの美しい落語の世界のルーツを知ることができる一冊。読み物としても素晴らしく、落語ファン必読とも行っていいくらいの名著かもしれません。2010/12/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/322260
  • ご注意事項