内容説明
敗戦後の混乱期に、新生日本文学の旗手として、伝説的光芒を放ち、時代を駆け抜けた巨星の代表的論考を一巻に集成。祖国と人間への愛につらぬかれた不滅の名評論に全集未収録作を含めた決定版。
目次
1 日本語について(文章その他;意欲的創作文章の形式と方法;文章の一形式;ドストエフスキーとバルザック;スタンダアルの文体;文章のカラダマ;新カナヅカヒの問題;敬語論;戦後文章論)
2 日本および日本人について(枯淡の風格を排す;日本人に就て;茶番に寄せて;文学のふるさと;日本文化私観;青春論;伝統の無産者;咢堂小論;天皇小論;堕落論;続堕落論;欲望について;2合5勺に関する愛国的考察;恋愛論;悪妻論;天皇陛下にささぐる言葉;戦後合格者;国宝焼亡結構論;風流)