河出文庫<br> 日本の怪談

河出文庫
日本の怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309401386
  • NDC分類 388.1

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

19
『日本怪談全集』からの抜粋。 全話収録した単行本が現在入手可能なはずなので、この河出文庫版をあえて手に取る必要はないかも。 大正時代あたりの文章で、作者に漢文の素養があり、今日読み慣れない表現、漢字がよく出てくる。 そのため、文章のリズムが掴みにくいところがあるが、物語は、『まんが日本昔ばなし』のようで、いずれも楽しく読める。 日本だけでなく、中国の怪談も収録されてるので、タイトルは間違いなのだが、作者も編集者もそんなことは気にしてない様子。 奇妙な話としての怪談が主であり、大変視覚的。2024/01/31

戦狐

2
中国の怪談(捜神記の黒犬の話か?)を巧みにリメイクした『狐の手帳』や稲生物怪録を小説化した『魔王物語』も面白かったが、高知出身の作者が書く『八人みさき』、しばてん、犬神、狸などの四国の作者が故郷で見聞きした怪異を描く『村の怪談』は初めて聞くような話も多くとても読んでいてとても満足出来た2016/07/04

卍ザワ

2
怖いというより、奇妙・不思議な談話集。ホラーより都市伝説に近いが、古典がベースゆえか、風格がある。2013/04/23

いくっち@読書リハビリ中

2
30近い怪談を集めたもの。「八人みさきの話」に興味があった。七人御先の以前にある八人御先の伝説を載せたもの。伝承や寓話など面白いのだが、読みにくい。ネタとして興味深い本。2000/03/13

さく

1
「竈の中の顔」いまいちよくわからないのが怖かった。恩返し系の話がどれも良い。2021/09/16

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