感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
158
森 絵都は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。森 絵都訳、ポーランド人作家の絵本ということで読みました。 「感情(きもち)」を描いた美しくも風変わりな作品です。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000569.000012754.html2023/12/25
anne@灯れ松明の火
20
新着棚で。森絵都さん訳に惹かれて。タイトルにあるように、さまざま〈きもち〉がキャラクター化されて登場する。表紙は、〈しんぼう〉。〈しんぼう〉の好きな季節は夏。その理由は……読んでみて。正直なところ、変わった話(哲学的?)独特な絵(アレクサンドラ・ザヨンツさん)という印象だった。ハマる人はハマるのかな。2024/02/29
ヒラP@ehon.gohon
18
誰もが持っているいろんな気持ちを、擬人化して相関関係を物語にした絵本です。 どちらかというとネガティブな感情が、実は大切な役割を果たしていたとか、ポジティブな感情と仲が良かったりと、モヤモヤした自分の気持ちが整理されていくような、引き出されてくるような、不思議な感覚になりました。 どれも大切な自分の要素だと、気づかせていただきました。2024/03/04
ヒラP@ehon.gohon
10
【再読】大人のための絵本2024/03/07
のんたろう
5
ポーランドの作家による<きもち>についての絵本。第1弾「〈きもち〉はなにをしているの?」があるらしく、第二段のこちらを先に読んでしまった。でも全く問題はなかった。様々な感情が擬人化され、トロールのような姿で描かれている。それぞれの感情は独立したものではなく、お互いに作用しあっていたり、状況によって呼び名が変わったりする。たとえば〈がんこ〉が、ピンチになるとあきらめない心が輝いて、〈信念〉〈不屈〉と呼ばれるなど、ネガティブに思われがちな感情も大切なものとして描かれているのがいい。2024/04/09