• ポイントキャンペーン

かわいい闇

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 102p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784309274904
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

かわいすぎるスタイルとまるっきり矛盾するような残酷な物語。フランスBD界期待のデュオによる問題作、初紹介!

【著者紹介】
1978年ブレスト生まれ。オリヴィエ・ド・セール美術学校で学び、在学中にセバスティアン・コセに出会う。マリーはその後、エスティエンヌ美術学校で医療イラストを学んだ。

著者等紹介

ヴェルマン,ファビアン[ヴェルマン,ファビアン] [Vehlmann,Fabien]
1972年モン・ド・マルサン生まれ。ナントのビジネス・スクールを卒業後、バンド・デシネの脚本家を志す。2009年からは、ヨアン画でベルギーの国民的シリーズSpirou et Fantasioを担当。BDを代表する脚本家の仲間入りを果たした。2006年に刊行が始まったブルーノ・ガゾッティ画Seulsは、二度アングレーム国際漫画祭子供向け作品賞を受賞するなど、評価が高い

原正人[ハラマサト]
1974年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。フランスのマンガBDの翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

138
フランスのバンド・デシネ界期待のデュオによる問題作とあって、漫画のようなコマ割りのこの絵本、内容にまず驚いた。何らかの理由で森に置き去りにされてる少女の遺体。そこから分身のように生れた小人達の日常は淡々としていながら残酷で、ずるくて罪深い。でもそう思うのは人の姿をしてるからであって、もし昆虫や小動物の姿だったら、それは喰うか喰われるかが当たり前の厳しい日常なのだ。子ども向けではないが生と死がものすごく現実的で、そのすぐ隣にある闇はどこまでも深いという事を訴えてくる作品。個人的には強烈に惹かれる世界だった。2014/07/12

鱒子

69
図書館本。少女の死体から始まる可愛らしくグロテスクな物語。闇が深い。感情を揺さぶる、凄まじいバンド・デシネでした。ーー施川ユウキさん著書のあとがきに惹かれて読みました。これは名作!名作です!絶賛。ーーでも強烈な作品なので読み手を選ぶタイプの本です。2019/11/17

フユコ

66
買うかどうか迷って検索してから購入したので、知っていた所が結構あり驚きは余り受けなかったけど、(勿体無い笑)それぞれのキャラクターが本当にいるような、リアルなエゴをそれぞれ持っていてとても良かったです。絵も可愛い。 想像の余白を作ってあるので、このキャラはどういう子なのかなとか考える遊びが残してありいいなぁって思いました。2020/08/19

sin

50
【児童書・絵本で寄付しましょう♪】(本合わせ番外編)http://book.akahoshitakuya.com/donation_rtr_2014.php 絵本でも児童書ですら無い。子供にはみせられない。えぐいのオンパレードただしそのえぐいの質が違うのでは在るが、そこには無邪気な残酷が描かれている。無防備が自然にさらされた時に引き起こす必然も在る。どことなく『蠅の王』を意識している部分すら垣間見える。『かわいい闇』このタイトルが全てを表している。2014/06/22

touch.0324

29
フランス版『蠅の王』とでも評せそうなノワール・バンド・デシネ。海外コミック風の軽妙なタッチから突然放り込まれるブラック要素にはかなりドキリとさせられる。純真な子ども達が純真ゆえに行う非道の数々、狂気の境地に目を背けずにはいられない。なお表紙の少女は物語で重要な役割を果す死体である。2014/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8092510
  • ご注意事項