内容説明
際限のないテクノロジーの進歩や経済の拡大を続ける今日の社会。人間も、どこまでも成長を続けなくてはいけないのだろうか?それとも、「これで十分だ」と言うことができるのだろうか?言うべきなのだろうか?遺伝子操作、ナノテクノロジー、ロボット工学。科学技術により激変する未来を見据えて今、何を志向すべきかを問う画期的な書。
目次
第1章 行きすぎ(人間であることの意味;人間の体を変える―ヒト遺伝子操作 ほか)
第2章 さらに(急速に進むテクノロジー;ムーアの法則 ほか)
第3章 もう十分か?(現状は本当に十分なのか;人間という存在 ほか)
第4章 「もう十分」は可能か?(テクノロジーの統制;統制は可能か ほか)
第5章 もう十分だ(テクノ熱狂者の信条;抑制という力―「ノー」といえる人間 ほか)
著者等紹介
マッキベン,ビル[マッキベン,ビル][McKibben,Bill]
ハーヴァード大学卒業と同時に「ニューヨーカー」誌のスタッフライターの地位を得る。地球温暖化問題を早期に警告し、環境破壊の現在と未来を論じた『自然の終焉』は15ヶ国以上に翻訳され、世界的なベストセラーとなった
山下篤子[ヤマシタアツコ]
翻訳家
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