精子戦争―性行動の謎を解く

精子戦争―性行動の謎を解く

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  • サイズ B6判/ページ数 418p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309250878
  • NDC分類 141.74
  • Cコード C0045

内容説明

セックスの瞬間に何が起きているのか?セックスをめぐる男と女の知られざる戦略―数々の驚くべき新事実を解明して世界に衝撃を与えた話題の書。

目次

1 世代勝ち抜き競争
2 ルーティン・セックス
3 精子戦争
4 不倫のコスト
5 密かな期待
6 失敗も一つの戦略
7 遺伝子ショッピング
8 オーガズム
9 セックスのテクニック
10 異性愛と同性愛
11 子孫繁栄の総得点

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

25
読み友さんから。読みはじめて気づいたんですが、この人の研究BBCでドキュメンタリーなかったかな?幸せな結婚生活を送っていて、配偶者との関係に満足している人が読むと戸惑うことが多いのでは。あくまでもイギリスをメインにした研究であり、日本にもそのまま文化面を置き換えるのは不可能です。でも、精子の役割や子宮頸管・子宮の位置といった生殖の戦略についての部分は文句なしに面白かった。最後の最後になって円満夫婦が出てきて安堵。とはいえ貞節まで戦略として説明しないでほしかったけどな~。2018/08/18

Uzundk

6
本能的な情動や性に関する趣味嗜好を生殖戦略情の優位点と結びつけて解説した本。面白いし納得する部分もあるが、読みやすくするために後から付けられた小話が延長だなと感じる点もある。この本の驚くべきところは実際に精子を集めフローバックを集め、聞き取りをして、顕微鏡を覗いて、映像を取って集められた情報を元に構成されているという事だろう。社会的に受け入れられにくい行為や解釈も、生物学的利点に基づいて生き延びた戦略の1つであるとするならやっぱり業を背負い続けるしかないんだなと開き直れる気がする(が、赦すわけでは無い)2015/06/04

fishdeleuze

6
ドーキンスの『利己的な遺伝子』のいわば生殖版。生物にとって最も大切なのは自己の遺伝子を残し子孫を繁栄させること。そのために女性は意識的無意識的にどのような性行動をとるかということを様々な性行動を例にあげて主にエピソードで描く性科学本。たとえば女性は受精にもっとも効果的なタイミングを持って不倫をする。そのメカニズムは…といったように。性科学、性行動科学自体は興味深いが、本書の主たるエピソードの好き嫌いで著書の評価が分かれそう。2012/11/16

わをん

1
一部は勉強になったが、牽強付会な印象を抱いた理論も少なくなかった。2016/08/14

Ko

1
意外と真面目な本で、面白い。 ところどころに出てくる小話はしつこい。

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