エリック・ホッファーの人間とは何か

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309242996
  • NDC分類 934
  • Cコード C0011

内容説明

人間を見つめることから始めよう。今また熱い注目を集める「沖仲仕の哲学者」、エリック・ホッファー。人間の営みに対する鋭い洞察から生まれた大衆社会への痛烈なメッセージ。

目次

第1章 遊び―人間のもっとも有用な行為
第2章 都市の誕生
第3章 都市と自然
第4章 社会的風土の傾斜
第5章 青年と中年
第6章 大衆の国アメリカ
第7章 時代精神
第8章 現代についての考察
第9章 変化という精神病院

著者等紹介

ホッファー,エリック[ホッファー,エリック][Hoffer,Eric]
1902年貧しいドイツ移民の子としてニューヨークに生まれた。7歳の折、母親と死別し、視力を失ったため、正規の学校教育をまったくうけなかった。15歳の時視力をとりもどした彼は、渡り農夫、砂金鉱夫、沖仲仕などの職を転々としながら、行く先々の町の図書館に出入りしては読書と思索にふけった。箴言風の簡勁な文体で古今東西の大衆運動の本質を冷徹に分析した『大衆運動』(51、紀伊国屋書店)によってその特異な存在を世に知られ、以後、『現代という時代の気質』(67、晶文社)、『波止場日記』(69、みすず書房)などの著作を発表し、「沖仲仕の哲学者」として労働と思索の簡素な生活を送った。『エリック・ホッファー自伝』(作品社)を刊行した1983年に、80歳の生涯を閉じる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

12
沖仲仕として生きた独学の社会哲学者エリック・ホッファーのエッセイ。アメリカ人て神話を欲してるんだなという感想。2024/04/13

ののまる

12
私も人間とは何か、ということを考える。このホッファーの論考は当時のアメリカ社会における分析を主軸としているので、今読むと少しズレを感じるけども、今のアメリカ社会をみたら彼はどう分析するだろう。2016/04/16

hatman

7
古いアメリカ論。題名と内容が大きく異なる。私にはつまらない。2019/05/19

讃壽鐵朗

4
まず、自伝を読むべきだった2021/11/25

rabbitrun

4
知識人やエリートではない普通の人間による人間の洞察。その自由な発想や事実に基づく力強い主張に触れると社会の通説や学説は色褪せてしまう。自然保護、貧困問題、反米思想などに対する著者の見解はユニークでとても刺激的。2013/10/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/159705
  • ご注意事項