生命と過剰

生命と過剰

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  • サイズ B6判/ページ数 278,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309240954
  • NDC分類 801

内容説明

ことばと生命の境界から、意識と無意識の根柢をつらぬいて、〈永遠回帰〉へといたる、壮麗な思想のラディカリズム。ニヒリズムの徹底による生の限りない肯定へ。

目次

序章 神々の死
第1章 実体論批判(近代批判の限界;実体論とは何か;実体論の弊害;関係論がはらむ問題)
第2章 存在と言語(現前の記号学;意識の表層から深層へ;存在喚起機能としてのコトバ)
第3章 言語=意識の重層性(意識的か偶然か;自己増殖するコトバ;詩的言語;ラング/パロールの位相とランガージュ)
第4章 唯言論批判(〈言語相対論〉をめぐって;東洋の〈唯言論〉)
第5章 人間存在と二重分節構造(生への関与性;二つのゲシュタルト;逆ホメオスタシス;言分けられる身)
第6章 無意識という名のコトバ(シニフィアンの連鎖;ソシュールとラカンの〈シニフィアン〉;連合・連辞関係と〈シーニュの連鎖〉;コトバの産物である無意識)
第7章 パラグラマティスム(アナグラムが示唆するもの;〈意味の不在〉と〈主体の壊乱〉)
第8章 フェティシズムと〈永遠回帰〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kana0202

1
おもしろい、静的な言語観から動的な言語観へと向かう。ラカンと井筒への手引きにもなるか。水平から垂直という比喩は抜群にわかりやすい。と同時に、どのようなことが起こっているかというのがわからなくて困る。イメージとしてだけでも提示して欲しい。それができない領域だとは言えそうだが、それでもあまりにも論理の世界のお話にきこえてしまう。シニフィアンとシニフィエという用語はとても誤解を招くということはよく分かった。非人称的な次元における記号の氾濫はなんとなくわかるし、言語によって起こるそれが、われわれの生の次元に、続く2021/08/25

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