出版社内容情報
シャーロック・ホームズ物語を縦軸に、実際に起きた事件や実在の人物を紹介しながら、科学捜査の魅力的な世界へと読者をいざなう。
内容説明
「ホームズ物語」を手がかりに、19世紀の実際の事件や実在の人物を数多く取り上げながら、指紋、血痕、毒物、変装、弾道学などの精緻な科学捜査や法医学の魅惑的な世界を初めて紹介。シャーロッキアン必携。犯罪捜査の驚くべき発達史。2007年度MWA(米ミステリ作家クラブ)賞評論・伝記部門賞受賞。
目次
死者との対話
伝説の“黒い犬”
昆虫と死体
毒物の検証
別人になりきる
ささいなことほど重要
有罪の確証
暗闇の銃撃
痕跡をたどる
埃をよむ
ものを言う血液
迷信と薬と殺人
著者等紹介
ワグナー,E.J.[ワグナー,E.J.][Wagner,E.J.]
犯罪史および法医学史の研究家。『ニューヨーク・タイムズ』紙や『ランセット』誌に犯罪史関係の記事を書くかたわら、ニューヨークのストーニー・ブルック大学ロングアイランド自然科学博物館で行なわれる法医学フォーラムの司会を務めたり、犯罪史・法医学史関係の講演を行なってきた。また、『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』誌に短篇ミステリを発表した
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。英米文芸翻訳家。日本推理作家協会会員。各種ホームズ団体の会員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。