内容説明
人生を楽しく生きがいのあるものにする、ちょっとした贅沢な趣味についての研究。最新エッセイ集。
目次
紳士のこだわり
黒いリムジン
愛人を持つ
一千ポンドの高級折りたたみ帽
訴訟はいかが?
メイフェアの仕立て屋
億万長者のキノコ
親愛なる骨董品殿
使用人について
クリスマス・ショッピング〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
3
贅沢とは時間も手間も費用も当然ながら惜しまず使われた品である。靴もシャツも、確かにヨーロッパの人たちはピッタリと採寸されて作られた物が最高だと言うのだろう。しかし、この融通の利かなさはどうだ。 ホテルでも自宅と同じようにしてしまう。日本の『郷に入れば郷に従え』と真反対で異空間の面白さはどうするのだと思う。 誂えたシャツなど着た事がないが、和服の考えだとほぼ誰にでも合う。この本、いかにも欧米だなぁと苦笑いした。2016/03/07
緑はるか
0
著者が許される限りの贅沢を尽くし感じた事をそのまま記していて、西洋の資産家とはこういうものなのかと分かる。きちんと資産家の苦労も描写してあるところが好印象。