魂の痕

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり

魂の痕

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月08日 10時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309028538
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

在日コリアン一世の父をモデルにした代表作『血と骨』と対をなす済州島にうまれた女の苛烈な半生を描く。梁石日の新たな代表作。

内容説明

女は、無頼漢に虐待された運命を愛した。だがいま女は、男と故郷と、決別しようと思う。『血と骨』と一対をなす、実の母親をモデルにした、梁石日、最後の小説!

著者等紹介

梁石日[ヤンソギル]
1936年大阪府生まれ。作家。『血と骨』で第11回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

96
太平洋戦争直前済州島で暮らす春玉は、隣村の10才の朴家の息子と結婚させられる。下女としてしか扱われない生活、息子を溺愛する姑、男尊女卑の中、済州島にも日本がそして日本人が蔓延ってくる。舅は日本人に媚びへつらい、小作人たちの不満は高まる。ついに…春玉は夫の仕打ちもあり婚家を飛び出し日本に渡る。そこでもまた過酷な運命が待っていた。日本に渡ってからも朝鮮人社会の波にのまれていく春玉。次第にたくましくなっていく彼女を感じながら、今後の彼女の生きざまも見てみたい。なんという骨太な作品。「血と骨」も読まなくちゃぁ。2021/01/24

千穂

32
大戦前の済州島に住む春玉は10歳の男児の元に嫁ぐ。貴族階級の嫁にも関わらず下女の如き扱いをされるのは男尊女卑の韓国では当たり前なのか?辛いばかりの生活から逃げるように日本に渡るが、そこに待ち受けているのも辛い日々。その中でも強く生きる。初読み作家さん、「血と骨」も読んでみたい。2020/07/02

はじめさん

26
大戦前、日本に食い物にされる韓国。歳下、10歳の男児の下に嫁いだ少女。貴族階級たる両班では早婚は珍しくないらしいが、我が子を溺愛する姑は嫁を下女と同じくらいにしか見ていない。日本とパイプ持つ舅は権力を振りかざして貧しいものから搾取しまくる。やがて長じた夫も、優しくなくガツガツしてくるし、男児を産む機械としか見られないのか…思い悩んだ彼女は…。 / キム・ジヨンじゃないが、韓国は昔から女性蔑視がすごいお国柄なんだなぁ…。独身男性を指すチョンガーは韓国語が由来。アイゴーとか色々出てくるが、後半の関西パート好き2020/04/25

それいゆ

26
「血と骨」を読んだのはもう何年前だろうか?私の中では傑作だという評価でした。映画は観ていませんが、当時と日韓関係の状況が様変わりした今、「血と骨」と一対をなすという「魂の痕」を読んでも、そんなには感動もしないし、何か冷めた感覚の中で読了しました。自分の中ではここ数年増長してきた嫌韓意識がこの作品を読む妨げになっているような気がしてなりません。10歳の男の子と結婚するという話で始まるこの物語は、自分の感覚では現実離れがはなはだしく、もうその段階で引いてしまった自分がありました。2020/02/14

reading

22
男尊女卑の風潮が厳しい社会に生きる女性の悲哀を感じた。想像を絶する辛い仕打ちを受けた春玉であるが、出産を契機に徐々にたくましさがみられるようになる。たくましくなければ生きていけないというのが現実だっただろう。日韓の歴史についてもいろいろ考えさせる物語だった。あの金俊平が登場して、古い記憶がよみがえってきた。2020/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14988844
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。