枕女優

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309018645
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

高校三年生の夏、一人の少女が手にした夢の芸能界への切符。しかし、そこには想像を絶する現実が待ち受けていた。整形、枕営業、裏切り、イジメ……。芸能プロ社長でもある著者が、ついに禁断の世界を描いた衝撃作!

内容説明

「少し瞼が重いな。鼻ももう少し高い方がいい。歯並びも気になる。谷川、一ヶ月で、全部直させろ。売り込みはそれからだ」。高校三年生の夏、一人の少女がある弱小芸能事務所のオーディションに合格し、芸能界への切符を手にした。芸能人・鳥居水香の誕生…しかし憧れの世界に入った彼女の前には、想像を絶する現実が立ちふさがっていた。月収数千円の生活に耐える日々、バーター女優と蔑まれる屈辱、そして自らの身体を駆使して役を獲得する“枕営業”。親を、友を、故郷を捨て、そして「整形」により十七年間ともに歩んで来た「鈴木弘子」という“個”までも無くしてなお、少女はトップ女優になることを決意する。プロデューサー、脚本家、企業の重役との「夜の営業」、ライバルのスキャンダルを画策、プロデューサーへの恐喝。そして数年後。四クール連続のドラマ出演、六本のCM、「なりたい芸能人の顔NO.1」…バーター女優・枕女優はいつしか、わがまま姫・独裁女王・女帝と呼ばれるようになり、芸能界のトップに君臨していた。しかし…。芸能プロダクション社長でもある著者が「芸能界」を舞台に初めて描いた、衝撃の問題作、ついに刊行。

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年生まれ。『血塗られた神話』(講談社)で第七回メフィスト賞を受賞。2006年に刊行された『黒い太陽』(祥伝社)はドラマ化されベストセラーに。また07年に芸能プロダクション「新堂プロ」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさらぎ

41
すべてが中途半端。思ってたのと違う。ページ数同様、内容も薄っぺらく感じた。2018/08/12

やまこ

25
エグいのを読みたいと題名のゲスさに惹かれて読んでみる。うーん、桜庭一樹さんの本だと思いこんでいたせいなのか、思った程のゲスさがなくむしろピュアな所もあり自分的には気分がのらないまま読了。もっと下積み時代のゲスさを読みたかったな。本編と交互に演じた役柄目線の話が出てくるけど、そこもハマらなかった要因かも。新堂冬樹さん久しぶりに読んだけど、もっと違う題名のテーマでコンディションを整えて読もう。2016/12/19

カラシニコフ

19
あっさり新堂。なんか新堂冬樹作品は黒新堂と白新堂て分類があるみたいやが、どちらかと言えばあっさり新堂とこってり新堂て分類がしっくりくる。で、今回はあっさり新堂の方。あまりにスルーッと読めて余韻もなにもない。「枕女王」の方がまだ全然面白かった。 ★★☆☆☆2019/08/06

ジョニーウォーカー

16
サクサク読めて、内容はちょっと刺激的、オチはよくあるパターン。読んでいて何の感銘も受けないし、文学的にもまったく価値はないだろうけど、自分はこういう小説、けっこう好きだ。いつも通勤電車で本を読んでいると「今日は小難しいもの読みたくないな」という日がたまにある。そんなとき、すごく重宝する作家だと思った。けなしているのではない。むしろプロ中のプロだからこそ、こんなにサラッと読める文章で、ちゃんとエンターテインメントに仕上げられるのだと思う。立ち食いソバならぬ“立ち食い小説”ここに極まる。2010/06/23

ぐりとぐら

14
衝撃的な内容ではあるが、タイトルから想像できる感じの流れだった。エンタメとしては面白いと思った。

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