巷説天保水滸伝

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  • サイズ B6判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309016009
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

時は天保、所は総州。飯岡助五郎、笹川繁蔵はなぜヤクザ渡世に入り、大喧嘩に至ったか?その過程を飯岡方の助っ人の末裔・山口瞳が克明に描く。

著者等紹介

山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926年、東京生まれ。小説家。寿屋(現・サントリー)で広告制作にたずさわり、後に作家生活に入る。1963年、「江分利満氏の優雅な生活」で直木賞受賞。1979年、「血族」により菊池寛賞受賞。『週刊新潮』の1963年12月2日号より始まった連載「男性自身」は1995年8月31日号まで31年9ケ月、休載なく1614回続いた。1996年逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miho Haruke

4
探していた本に偶然出会えることは嬉しい。これは図書館のリユース本でうちにきた。そして期待に違わぬ面白さでまた興奮した。博打打ちや酒飲みの話を書かせると怖いくらいの冴えをみせる。なのにここで? というところで本は終る。映画『エル・スール』やマンガ『度胸星』のように、その先を想像してみる本だ。2014/04/02

ジジ

3
面白かった。『天保水滸伝』を全く知らなかったので、いきなり地名や人名が出てきてなんのこっちゃという感じだったけど、本編(?)に入ってからは全く問題なし。物語に引き込まれました。侠客の世界というのはなかなか想像力が追いつかないところがあるのだけど、悲劇へ向かっていく、そしてそれがどうしようもない、諦観というか肚の括り方というか、理解できない美学に基づいて生きる男たちの世界が清々しい。実際、あんな留の野郎の口車に乗っちゃう繁蔵親分とかマジバッカじゃないのと思うけどもさ(;´∀`)2012/11/30

junko Yabe

2
浪曲で語られる天保水滸伝を理解するための一冊。敵役とされる飯岡の助五郎が、笹川の繁蔵に斬られる処まで。え?続きは?丁度時間となりました〜2014/12/16

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