内容説明
とりあえず遠くへ行きたい。行き先は、乗せた女しだい。助手席にやってくる女の子たちとのちぐはぐな旅!?注目の野間文芸新人賞作家が贈るロード・ノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
13
何とかセダンを手に入れた19歳の男のぼくは、友人に見せびらかして回るも相手はあまりのってこず、成り行きで遠くに行くと言ってしまって南へ、そして西へと行く先のあてもなく飛び出してしまった・・・2014/08/20
水色系
12
その後『僕とネモ号と彼女たち』にタイトルを変えたらしいロードノベル。行き先は特になし。そのときどきに出会う女子との無目的なドライブ。なかなかこう、何がどうだったという感想が思い浮かばなかったという珍事態に!!2024/04/21
ゆう
11
角田さんの初期作品なのかな?ころころと態度の変わる女性たちに「女ってよくわからん」感じが出てます。初めての車が来た日、友だちと海まで走りに出かけたことをなつかしく思い出した。2014/07/02
がるっち
8
えと、改題された、「ぼくとネモ号と彼女たち」のほう。こういう男の子が育つ環境って、30万の中古の車ーって言って、ぽんと30万出す親がいるんだなぁ・・・。領収書もなぁんにももらわないし。この系統の若者がその後どうなるんだろうなぁ・・・。2017/01/20
さち
6
角田さんの文章。内容がどうとかではなく、角田さんの文章はそれだけで落ち着く。つらつらと。逆に『八日目の蝉』のように内容が詰まっているものだと遠く感じてしまうほど親近感を感じています。2013/04/09